6月28日(日)、函館市で開催された『2026函館マラソン』(以下、函館マラソン)に、救急救命士学科の1年生が救護スタッフとして参加しました。
過去最多となる8314人のランナーが参加した本大会では、気温が25度を超え、日差しも容赦なく降り注ぐ暑さとなり、傷病者が続出。
1年生にとっては、入学後、初めての現場実習となりましたが、日ごろの学びや訓練を生かし、救護活動に取り組みました。

倒れこむ傷病者にすぐさま駆けつける
『函館マラソン』で学生たちが任された仕事内容は、実にさまざま。怪我や体調不良者に対する救命処置や担架搬送、ランナー誘導など多岐に渡り、臨機応変な対応が求められます。
7時30分頃、会場となる千代台公園陸上競技場に到着すると、学生たちは、一人ひとりに割り振られた持ち場につき、救護活動に備えました。
9時になり、いよいよ『函館マラソン』がスタート。
続々とランナーが駆け出す中、会場では「頑張ってください!」と声援を送る学生も見られました。
10時30分頃からハーフマラソンのランナーがゴールし始めると同時に、体力の限界で倒れこむ傷病者が発生。
学生たちはすぐに傷病者への元に駆けつけ、救護活動を開始しました。
「大丈夫ですか!」「体調は悪くありませんか?」と声をかけ、足の痛みを訴える人には応急処置を実施。

一人では立ち上がれず、脱水症状が見られる人には、担架に乗せて運びました。
救護本部に向かい、医師や看護師に傷病者を引き継ぐことができて、ほっと一息。
日ごろの訓練が生きるチームワークの良さを見せ、救護活動に努めました。

現場での状況判断や傷病者とのコミュニケーションの大切さを実感
12時を超え、フルマラソンのランナーたちがゴールする時間になると、学生たちの忙しさはピークに!
コースに倒れこむランナーが続出し、学生たちは会場内を奔走。
鳴りやまないトランシーバーの要請に応え、傷病者の元へ全力疾走で駆けつけました。

15時になり、フルマラソンの最後尾のランナーがゴールしても、学生たちの仕事は終わりません。
残った傷病者の対応や、救護に使った道具の片付けなど最後まで責任をもって、仕事をやりぬきました。

会場到着から約8時間にも及ぶ、救護活動に学生たちもさすがにクタクタ。
しかし、『函館マラソン』を通じて得た経験は自信になったようで、彼らの表情は晴れやかなものとなっていました。
入学から数えて約3か月の学びが、現場での救護につながったと実感できたことで、救急救命士として働く自分をよりイメージできたのかもしれません。
どんな状況でも自分の頭で考え、行動した学生たちには『救急のプロ』としての自覚が芽生えていたように感じます。
最後に
『函館マラソン』での救護活動を通じて、学生たちは日ごろの努力の成果を発揮し、貴重な現場経験を積むことができました。
卒業まで先は長いですが、きっと将来の仕事に役立つはずだと信じています。
将来、みなさんがどんな救急救命士になっていくのかが楽しみで仕方ありません。
本当にお疲れさまでした!

