お知らせ
  1. スポーツ・健康・美容への鍼灸効果がもっと効率よく発揮する時代へ

スポーツ・健康・美容への鍼灸効果がもっと効率よく発揮する時代へ

なんとなく、身体の不調や痛みを感じることはありませんか?
そして、つい「そのうち良くなる」と身体に言い聞かせ、見て見ぬふりをすることはありませんか?
その“なんとなく”の不調は、ストレスや消化器系の不良、睡眠不足、日々の姿勢、さまざまな原因から起きています。
病院に行くほどのことじゃないと思いながら、日々の不調に耐えなければいけない。そんな時こそ、補完医療・代替医療の『鍼灸治療』が有効です。
小児から、高齢者、スポーツ選手まで、幅広い年齢・環境の方に効果があります。
体験してみませんか?

目指す職業を検討中の方、スポーツ・医療業界に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

詳細はオープンキャンパスでも説明しているので、詳しく知りたい方はオープンキャンパスへご参加下さい!

①鍼灸治療とは?

鍼灸は東洋医学の一部であり、画像診断や検査機器がない時代から行われていた伝統医学です。

身体のバランスを整えたり、人がもともと持っている自然治癒力を賦活させる治療法です。
特定のツボに「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」で身体に、刺激を与えることで、痛みや不調の改善、血行促進、症状の改善を促します。
使用する鍼は、太さ0.14~0.34㎜で通常の注射針の1/3ほどのため、刺したときの皮膚抵抗が少なく、痛みもほとんどありません。
施術者は、「はり師」と「きゅう師」の国家資格を両方持つ東洋医学の専門家です。
≪日常における効果≫
近年、在宅ワークを実施する企業が増え、オンライン会議などPCなどで液晶画面を見る機会が多くなりました。
その影響により、日常における不調も増えています。
・肩こりや腰痛改善
・眼精疲労改善
・筋力低下による血行回復
など、多くの不調に効果があります。
≪スポーツ分野における効果≫
スポーツ分野においてトレーニング方法の多様化に伴い、効率良く結果をだすことが求められます。
・筋力不均衡改善
・筋肉の柔軟性向上
・関節可動域向上
・不良姿勢改善  など
スポーツ分野においても個別性高いアプローチを実施することで、個々の身体機能を高めることができます。
≪美容分野における効果≫
最近では、美容分野においても美容鍼のニーズが高まっています。「顔のツボ」で肌のツヤ・ハリの改善効果があります。
・小顔、ゆがみ改善効果
・ほうれい線の改善
・ホルモンバランス調整 など
など、全身の病気の改善や予防、機能回復において効果が期待できる医学です。

②鍼灸のはじまり〜誕生は戦前~

鍼灸医学は今から2,000年以上前に、古代の中国で誕生しました。その後朝鮮半島を介して日本に伝わり、長い歴史を持つ医学です。
中国では紀元前2,000年ごろから鍼灸療法が行われており、『黄帝内経』という中国最古の医学書にも記載されています。日本でも、古代から鍼灸が行われており、『医心方』という最古の医学書や『本草和名』という現存最古の薬物辞典にも記載が残されています。平安時代まではきゅう治療が中心で鍼は主として外科的な処置に用いられていました。戦国時代の武将たちもお灸をすえて戦に赴いていたようです。『徒然草』(吉田兼好)や江戸時代の『奥の細道』(松尾芭蕉)でも「足の三里」へのお灸が紹介されています。この頃から、はり師の杉山和一(すぎやま わいち)が将軍徳川綱吉の元で鍼灸の教育制度を確立させ、日本の鍼灸の特徴である管鍼法を編み出し、現在でも広く用いられています。明治時代に西洋医学が導入されると、鍼灸は医学として存続の危機に立たされましたが、一方で、「足三里」への施灸で養生をし、100歳で『新しい灸学」を出版し、104歳位まで現役医師、108歳で亡くなった原志免太郎(はら しめたろう)は灸に関する論文ではじめて医学博士を取得し「お灸博士」になりました。

③戦後の鍼灸〜現在の鍼灸について

戦後に入ると、日本において鍼灸は科学的な裏付けが強く求められるようになりました。研究も学会レベルで行われるようになりました。1947年に「あん摩マッサージ指圧師、はり師きゅう師等に関する法律」の原型である法律が制定されました。また、1958年に中国で鍼麻酔による手術が初めて報告され、1971年に中国の新華社通信が鍼麻酔による手術を大々的に報じると、ニューヨークタイムズや日本の新聞にも掲載されると、日本でも鍼のブームが到来しました。1971年には世界保健機関(WHO)が鍼灸治療の適応疾患43疾患を発表しました。1996年に「鍼に関する会議」では鍼灸の適応症として64疾患が提案されました。また、アメリカのNIH(国立衛生研究所)は1999年に鍼に関する合意のためのパネル会議を開催し、鍼の有効な症状や疾患について述べられました。現在、鍼灸は世界中で広く利用されており、伝統的な東洋医学の一環としてだけでなく、補完・代替医療としても注目されています。多くの国で鍼灸師や鍼灸院が存在し、様々な症状や疾患の治療に活用されています。また、西洋医学との統合も進んでおり、病院やクリニックでの鍼灸治療も行われています。さらに、研究や臨床試験により、鍼灸の効果やメカニズムについて科学的な根拠が積極的に検証されています。鍼灸は古くからの伝統療法でありながら、現代医療の一翼を担う重要な存在として位置付けられています。

④鍼灸+テクノロジーによるさらなる可能性ついて

近年の鍼灸においては、スポーツや美容への展開も広範囲で行われています。きちんと適応症に対する鍼灸治療ができるからこそ、スポーツや美容の業界で活躍できるのです。
鍼灸の未来については、さまざまな可能性が考えられます。近年では、西洋医学との統合や科学的な研究による効果の証明など、鍼灸の普及と発展が進んでいます。また、『テクノロジー』の進化により、鍼灸治療の効果をより客観的に評価する方法の導入が進んでいます。まさに鍼灸のDXといえるでしょう。鍼灸療法をデジタル技術と組み合わせた新しいアプローチであり、例えば、鍼灸治療の際にセンサーやモニターを使用して患者の状態をリアルタイムでモニタリングしたり、治療効果を客観的に評価するためのデータを収集したりすることが考えられます。また、スマートフォンアプリやウェアラブルデバイスを活用して、患者が自宅で鍼灸の指示やケアを受けることも可能です。鍼灸のDXは、テクノロジーの進化と鍼灸の伝統的な知識を組み合わせることで、より効果的な治療や健康管理が実現できる可能性があります。これからの鍼灸は可視化できる分析(analysis)の力が必要となることでしょう。さらに新しい手法やデバイスが開発される可能性もあります。鍼灸が健康維持や予防医学としての役割を果たすことが重要視されるようになるかもしれません。鍼灸の伝統と現代医療の融合により、より多くの人々がその恩恵を受けられる未来が期待されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで、スポーツに関わるお仕事、「はり師」「きゅう師」「鍼灸師」について考える参考にしていただけたら幸いです。
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