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  1. ドローンの種類を徹底解説|用途別・形状別・機能別の違いと選び方・国家資格まで紹介

ドローンの種類を徹底解説|用途別・形状別・機能別の違いと選び方・国家資格まで紹介

「ドローンってどんな種類があるの?」「用途によって何が違うの?」「自分の目的にはどのドローンが合う?」
空撮・物資配送・測量・点検など、ドローンの活用範囲はテクノロジーの進化とともに急速に広がっています。ドローンには用途別・形状別・機能別にさまざまな種類があり、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
この記事では、ドローンの種類を用途別・形状別・機能別・操作方法別に整理し、選び方・国家資格・主要メーカーまで、北海道ハイテクノロジー専門学校のITメディア学科の視点からわかりやすく解説します。

ドローンの主な種類(用途別)

空撮用ドローンの飛行風景

ドローンは用途によってさまざまな種類があります。まずは用途別の6種類を一覧で確認しましょう。

 

種類 主な用途・概要
空撮用ドローン 風景・イベント・映画などの映像撮影
産業用ドローン 測量・点検・農業・物流などの業務効率化
競技用ドローン スピードレースやアクロバット飛行
水中ドローン 海洋調査・水中インフラの点検・漁業支援
トイドローン 室内練習や子どものホビー用入門機
軍事用ドローン 防衛・偵察・監視・長距離飛行

それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。

空撮用ドローン

一般的に知られているドローンの一つで、趣味向けのものから業務用までさまざまな用途で活躍しています。

特徴 ● 高性能カメラを搭載し、4Kや8Kなどの高画質撮影が可能
● ジンバル(手ブレ補正)機能で安定した飛行性能
● GPS機能で位置を自動で安定
得意分野 映画やTV番組の撮影、観光地や不動産のプロモーション映像、ウェディングフォトなど

産業用ドローン

産業分野で業務効率化や人材不足解消などを目的として使用されるドローンです。

特徴 ● 赤外線カメラやレーザー測量などの高性能センサーを搭載
● 大型バッテリーで長時間の飛行が可能
● 重い荷物の運搬ができる機種もある
得意分野 土地の3Dマップ制作やインフラ点検、農薬散布や作物の生育チェック、山間部や離島などへの荷物の運搬、災害対応など、人が直接行うと危険な作業や時間のかかる作業を効率的に行える

競技用ドローン

スピードを競うレース用に特化したドローンです。

特徴 ● 時速100km以上で飛行できるように設計
● 軽量で高出力なモーターでの素早い動きが可能
● FPV(First Person View)対応で臨場感がある
得意分野 アクロバット飛行、ドローンを使うレースなどのスピード競技分野

水中ドローン

水中での調査や撮影など、水の中での作業に特化して使用するドローンです。

特徴 ● 水中で操作可能なプロペラ搭載で深海撮影が可能
● 長時間使用可能なバッテリーを搭載
得意分野 海洋調査、ダムや港湾など水中インフラの点検、水産業での活用など、水中での作業に特化

トイドローン

小型で軽い、操縦方法を学ぶための入門向けドローンです。

特徴 ● 手のひらサイズのものが多く操作が簡単
● 初心者向けに自動操縦機能がついている機種もある
● 室内でも安全に飛ばせるサイズで、価格も手頃
得意分野 ドローン初心者や子どもが基本的な操縦方法を学んだり、遊びに使ったりできる

軍事用ドローン

軍事目的で使用される高性能なドローンです。

特徴 ● 数時間から数日間飛び続けられる
● 人命を危険にさらさずに敵を攻撃できる
● 一般には販売されていない
得意分野 偵察や監視、戦場での通信支援、場合によっては攻撃能力も備える

ドローンは用途に合わせて選ぶことで効果的な活用が可能です。

ドローンの形状別の種類

回転するプロペラを持つドローン

ドローンの形状は、用途や必要な性能によってさまざまな種類があります。ここからは、ドローンの形に焦点をあててその種類を見ていきましょう。

トライコプター

3つのローター(プロペラ)が通常Y字型に配置された小型ドローンです。構造がシンプルで軽量なのと高い機動性が特徴で、自作も可能なドローンです。
バッテリー消費が少なめなため比較的長時間飛行できますが、安定性が低く操作が難しいと感じることがあるかもしれません。
トライコプターは、個人の趣味での空撮や小型配送の試験などに使われます。

クアッドコプター

ドローンといえばこの形をイメージすることが多い、一般的な形状のドローンです。X型、または十字型に配置される4つのローターは、安定性と機動性のバランスの良さが特徴です。
操作性が良く初心者でも扱いやすいのがメリットで、サイズの用途が広いため趣味用から業務用まで幅広く活用できます。
クアッドコプターの使用シーンは空撮用ドローンが多く、他にも点検や測量などにも使われます。

ヘキサコプター

6つのローターが六角形に配置されているドローンです。ローターが多いため飛行の安定性に優れ、パワーもあり重い撮影機材も載せられます。
映画撮影など繊細な映像が必要な空撮や、建設現場の3D制作、インフラ点検などの測量や点検シーン、農薬散布などの分野で活躍します。

オクトコプター

8つのローターつき大型ドローンです。安定性が他のドローンよりも高く、高性能カメラや大型測量機器など重量のある機材を搭載できます。安全性が高く、飛行中に万が一ローターの一部が故障しても飛行可能です。
オクトコプターは大規模な空撮や高精度の測量・点検、ドローン配送、災害対応などのシーンで選ばれます。

固定翼型ドローン

ローターではなく、航空機のような翼を持ったドローンです。長時間を高速で飛行でき、広範囲の撮影や調査に向いています。飛行ルートを設定して自動飛行も可能です。
ただし、垂直離着陸ができないため、滑走路や専用設備が必要になることから使用場所が限られます。
固定翼型ドローンは、広範囲の測量や地図の作成、広い農地の監視、軍事、災害対応など広く活躍します。

ドローンはその形によって使用シーンが変わるため、目的に応じたドローンを選ぶことが大切です。

ドローンの機能の種類

カメラを搭載して飛行するドローン

ドローンにはさまざまな機能があり、それぞれの目的に応じて活用されています。ここでは、代表的な5つの機能を解説します。

カメラ機能

4K/8K対応の動画撮影、ズームや赤外線、ジンバル(手ブレ補正)など、高度な撮影機能を持つものが増えています。
映画・CM・YouTube撮影や、不動産や観光PR、点検・測量などプロの撮影現場でも活用されています。カメラ機能は空撮用ドローンには必須で、プロ向けと初心者向けのモデルがあります。

GPS機能

ドローンが自分の位置を正確に把握できる機能です。GPS情報を利用してホバリング(空中で静止)やバッテリーが少なくなると自動帰還する機能などもあります。
初心者の安定飛行や、遠くまで飛ばしてもドローンが迷子にならないように、あると便利な機能です。

FPV機能

ドローンに搭載されたカメラからの映像が専用ゴーグルやスマホなどにリアルタイムに表示され、その映像を見ながら操縦できます。
パイロット目線でドローンを飛ばせるため臨場感や没入感のある操縦が可能で、競技用によく使用されます。また、狭い場所や人では見づらいエリアを確認するのにも便利です。

追従機能

人や車など、特定の対象物を自動で追いかけて撮影できる機能です。撮影中は操縦しなくても動く対象を追尾できます。また、障害物を避けながら追跡するモデルもあります。
サイクリングやスキーなどのスポーツの撮影や、VlogやYouTube動画にも使えます。

衝突防止機能

ドローンについたセンサーが障害物を検知し、自動で回避または停止する機能です。センサーはドローンの一部についているものや、全方向についているモデルもあります。
初心者のドローン練習や、空撮・業務で木や建物の間を飛ばすときに安心な機能です。

ドローンの操作方法の種類

ドローンのコントローラー操作

ここでは、ドローンの操作方法の種類を2つ解説します。

ラジコン型

専用のコントローラーを使って人が手動で操縦するタイプのドローンです。基本的な操作方法を覚えれば、自由度が高く思いどおりの飛行が楽しめます。
カメラ付きドローンなら映像を確認しながら飛ばすことも可能です。趣味でドローンを使う場合や、好きなアングルでの空撮、ドローンレースなどのシーンに向いています。

自立飛行型

自立飛行型とは自動操縦のことです。GPSやセンサーを使って、プログラムされたルートに沿って自動で飛ばして目的地の撮影や点検などを行います。
人が操作しなくても飛べるため、測量や点検作業などの業務用途で広く活用されています。

目的別・ドローンの選び方

ドローンは種類が多いため、目的に合わせて選ぶことが大切です。目的別のおすすめをまとめました。

目的 おすすめのドローン
初めて練習したい トイドローン(小型・軽量で安全、価格も手頃)
趣味で空撮したい 空撮用ドローン(クアッドコプター)(ジンバル・GPS搭載機)
仕事で測量・点検したい 産業用ドローン(ヘキサ・オクトコプター)(高精度センサー・大型バッテリー搭載機)
ドローンレースに挑戦したい 競技用ドローン(FPVゴーグル対応の高出力モデル)
水中を調査・撮影したい 水中ドローン(防水仕様・有線給電対応モデル)

重量による規制の違いにも注意

日本では航空法により、100g以上のドローン(無人航空機)は機体登録およびリモートID機器の搭載が義務付けられています。屋外で飛行させる際は飛行禁止エリアや飛行ルールに従う必要があります。
初心者が手軽に操縦の練習を始めたい場合は、機体登録義務の対象外となる100g未満のトイドローンからスタートし、室内で基本操作を覚えるのがおすすめです。

ドローンの国家資格の種類

ドローン操縦の様子

ドローンの操縦に際しては国家資格が取得できます。資格がなくてもドローンの操縦は可能ですが、レベルの高いドローン飛行や業務で使用する場合は国家資格が必要となる場合があります。
ドローンの国家資格「無人航空機操縦者技能証明」は一等、二等の2種類があり、学科と実技を受験し合格すれば資格取得可能です。

国家資格(無人航空機操縦者技能証明)の一等・二等の違い

資格 飛行可能なレベル・特徴
二等資格 立入管理措置を講じた上での特定飛行(人口集中地区・夜間・目視外など)において、国の飛行許可・承認申請が原則不要(一部免除)となる資格。一般的な点検や空撮などのビジネスで幅広く活用されます。
一等資格 第三者の上空での目視外飛行(レベル4飛行:有人地帯での補助者なし目視外飛行)が可能になる最上位資格。将来的な都市部でのドローン配送や大規模インフラ点検などに必須となります。

ドローンを仕事にする場合、特に物流・点検・測量などの業務では国家資格があると活躍の幅が大きく広がります。

資格についてはこちらの記事も参考にご覧ください。
国家資格などについても詳しく解説しています。

ドローンの主要メーカーの種類

ドローンメーカーの機体

世界にはさまざまなドローンメーカーがありますが、その中でも特に有名な 「DJI」「Parrot」「Autel Robotics」 の3社について、特徴を解説します。

DJI

DJI(ディージェイアイ)は、中国発の世界最大のドローンメーカーで、世界のドローン市場の約7割のシェアを占めています。2006年の設立以来使いやすさを追求し開発されたドローンは、初心者から専門家まで幅広いユーザーに支持されています。
DJIのドローンは特に空撮性能に定評があり、手ブレ補正技術や自動追尾機能などの機能を搭載しています。自動追尾機能は2種類あり、ドローン本体とモバイル端末の間の通信を可能にするフォローミー機能、被写体をドローン本体に追尾対象なことを認識させて撮影するビジョンポジショニング機能があります。
また、DJIドローンは農業用ドローンにおいても圧倒的なシェアを誇ります。

Parrot

Parrot(パロット)はフランスを代表するドローンメーカーで、1994年の設立当初はワイヤレス音響機器やハンズフリー製品などの開発からスタートしました。
Parrotのドローン市場は、航空宇宙や軍事などの設計の流れを汲んだ独自のデザインで知られています。また、自動姿勢制御による高い安定性や、スマホへのリアルタイム映像伝送などが可能な機種もあります。固定翼を採用しているドローンもあり、長時間の連続飛行を実現させています。
2019年にミニドローンから撤退した後は商用ドローン開発にシフトし、軍用向けの偵察ドローンや、災害調査、海洋汚染の取り組みなどに使用されており高い評価を得ています。

Autel Robotics

Autel Robotics(オーテル・ロボティクス)は2014年に設立された比較的新しいドローンメーカーですが、高品質な製品と革新的な技術で成長を続けており、マーケットシェアは上位に位置しています。
本社は米国ワシントン州にあり、DJIの強力な競合として注目を集めています。特に、優れた耐候性と高性能なカメラシステムが特徴で、折りたたみドローンの「EVO II」シリーズは空撮にドローンを使用する人から支持されています。
また、一般的なドローンではスマートフォンなどの外部デバイスを必要としますが、Autel Roboticsのドローンは外部デバイスを必要としないモデルもあります。
外部デバイスにアプリを入れることで生じる可能性がある個人情報や飛行履歴のリスクを低減できる高いセキュリティ性は同社の強みの一つです。

世界シェアは少ないものの日本にもドローンメーカーがあります。代表的な日本メーカーを見ていきましょう。

  • ACSL:日本で初めて補助なしでのドローンの目視外飛行を実現させたメーカーです。産業用ドローンに特化しており、大手の物流メーカーとの実証実験を数多く実施していることでも知られています。
  • SkyDrive:建築資材や農作物を運ぶような、物流・運輸用の大型ドローンを開発・製造しているメーカーです。国内のさまざまな企業と共に、「空飛ぶクルマ」の開発に取り組んでいることでも注目されています。

世界や国内のドローンメーカーはそれぞれ独自の特徴を持っています。形や大きさ、価格帯もさまざまなため、用途や目的に応じたものを選ぶようにしましょう。

ドローンの種類に関するよくある質問

Q. ドローンにはどんな種類がありますか?
A. 用途別では空撮用・産業用・競技用・水中・トイ・軍事用の6種類、形状別ではトライコプター・クアッドコプター・ヘキサコプター・オクトコプター・固定翼型などがあります。目的に合わせて選ぶことが大切です。

Q. 初心者におすすめのドローンの種類は?
A. トイドローンがおすすめです。手のひらサイズで操作が簡単、価格も手頃で、100g未満の小型機であれば室内でも安全に練習できます。基本操作を覚えてから空撮用ドローンにステップアップするのがおすすめのルートです。

Q. 空撮用と産業用ドローンの違いは何ですか?
A. 空撮用は高性能カメラでの映像撮影に特化し、価格は数万円〜数十万円程度です。産業用は測量・点検・農薬散布・運搬などの業務用で、赤外線カメラやレーザー測量などの高性能センサーを搭載し、価格は100万円以上と高額なものが多くなります。

Q. ドローンを飛ばすのに資格は必要ですか?
A. 資格がなくてもドローンの操縦は可能ですが、業務での使用や特定の飛行方法(夜間飛行、目視外飛行など)を行う場合は、国家資格「無人航空機操縦者技能証明」(一等・二等)を取得していると許可申請の免除など多くのメリットがあります。仕事でドローンを扱うなら取得をおすすめします。

Q. ドローンの主要メーカーはどこですか?
A. 世界最大手は中国のDJIで、市場シェアの約7割を占めます。その他、フランスのParrot、米国のAutel Roboticsが有名です。日本メーカーではACSLやSkyDriveなどが産業用・物流用分野で注目されています。

まとめ

ドローンの種類についてポイントをまとめます。

  • 用途別:空撮用・産業用・競技用・水中・トイ・軍事用の6種類
  • 形状別:クアッドコプターが最も一般的・ローターが多いほど安定性が高い
  • 機能:カメラ・GPS・FPV・追従・衝突防止など目的に応じて選ぶ
  • 選び方:初心者はトイドローン、空撮は空撮用、業務は産業用がおすすめ
  • 資格:仕事で使うなら国家資格(無人航空機操縦者技能証明)の取得が有利

ドローンは日々進化を続け、活用範囲がますます広がっています。用途に合わせて最適なドローンを選び、正しい知識と技術を身につけましょう。特にビジネスでのドローン活用を考えている方は、専門学校で正しい知識と技術を身につけることが活躍への近道です。

 

ドローンの専門学校は北海道ハイテクノロジー専門学校へ。

 

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