【目次】
ホワイトハッカーとは?
ホワイトハッカーとは、コンピューターやインターネットのセキュリティを守るためにハッキングスキルを使う人たちのことです。
「ハッキング=悪いこと」というイメージですが、そもそもハッカーとは「PCやIT、セキュリティに精通した人」のことを指します。
彼らは悪いことにハッキング技術を使用しないで、法律を守りながら、セキュリティの問題を見つけるお手伝いをします。
ホワイトハッカーのお仕事
ホワイトハッカーは、仕事上で許可や依頼を受けた場合にのみ、サーバーなどのセキュリティ問題を調べます。
セキュリティの問題を見つけたとき、その問題を作った会社や製品のオーナーに報告し、修正する手助けをするのが主な仕事内容です。
ホワイトハッカーは、セキュリティの問題を見つけるために様々な方法やツールを使います。
しかい、それは悪いことをするためではなく、組織や企業がセキュリティを強化できるようにするためです。
例えば、セキュリティテストやメールの詐欺防止キャンペーンを行い、問題を見つけて修正する手伝いをします。
ホワイトハッカーの給料
求人情報サイトの「求人ボックス」の調査によると、セキュリティ系エンジニアの平均年収は574万円です。
これは、日本の平均年収と比べても高い傾向にあります。
給料全体の幅も広い傾向にあるため、勤務先や経験、必要なスキルによっても大きな差があるようです。
11万人も不足しているセキュリティ人材
セキュリティ人材の育成などを手掛ける団体ISC2の2023年の調査によると、日本ではセキュリティ人材が11万人不足しているというデータがでています。
人材自体は2022年から23.8%増えているが、必要とされる人材数が33%増と、供給を大きく上回っているためです。
調査では、人材不足をもたらす原因として「メンバーを十分にトレーニングする時間がない」が46%と最も多くなっています。
会社の仕事の中で人材を育成するのが難しいことを表していると言えます。
ハッキング技術の扱いには注意が必要
ホワイトハッカーの技術はそのまま悪い行いにも使えてしまうので学ぶ人は注意が必要です。
本人に悪いことをしようとする意思がなくとも犯罪を犯してしまうケースもあります。
ホワイトハッカーになるには?
ホワイトハッカーになりたい場合はどのようなスキルが必要でしょうか?
コンピューターサイエンス、情報セキュリティ、数学の学位などがよく話題に上がりますが、セキュリティに興味があることが一番大切です。
また、いくつかの認定資格も役立つことがあります。
有名なホワイトハッカーには、セキュリティ会社を設立したり、セキュリティコンサルタントとして働いている人たちもいます。
技術だけではなく、ホワイトハッカーは法律の問題にも気を付けなければなりません。
許可を得ずに他人のシステムにアクセスすることは違法ですし、発見したセキュリティの問題は責任を持って報告しなければなりません。
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