トレーニングからリハビリまで

医療×スポーツで選手を支える

アスレティック
トレーナー

どんな仕事?

スポーツ選手のパフォーマンスアップを支える トレーニング、身体づくりのエキスパート

アスレティックトレーナー(スポーツトレーナー)は、スポーツ選手が常にベストコンディションでプレイできるように、健康管理からトレーニング、ケガに対する応急処置やリハビリテーションまで、選手の身体づくりと能力向上をトータルにサポートする専門家。

また、アスレティックトレーナーは「日本スポーツ協会」が認定するトレーナー資格で、日本のスポーツ分野において最難関と言われる資格。プロチームで活躍するトレーナーのほとんどはアスレティックトレーナーの有資格者です。

アスレティックトレーナーのPOINT

  • トップアスリート、プロチームで活躍するチャンス!

  • 身体機能やスポーツ医学、トレーニングの仕方まで幅広い知識・スキルが磨ける

  • 選手やチームがオリンピック出場すれば「オリンピック帯同」も可能

  • プロスポーツチームやスポーツジム、リハビリ分野まで活躍フィールドが多彩!

TOPICS

アスレティックトレーナーの主な仕事

外傷・障害の予防

評価を元にスポーツ外傷・障害内科的疾患の予防にあらゆる対策を講じる。

救急処置

スポーツ現場における傷病者に対する救急処置およびそのサポート。

アスレティックリハビリテーション

スポーツ活動において支障をきたすあらゆる身体的不具合を改善するサポート。

コンディショニング

ハイパフォーマンス発揮に必要なすべての要因を望ましい状態に整えるサポート。

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健康・スポーツへの関心の高まり、 オリンピック開催でますますニーズ増!

JSPO(日本スポーツ協会)が実施するアスレティックトレーナー資格の合格者は年々増加しており、2012年時点で207人だった合格者は、2020年には4000人超えとなりました。
オリンピック開催、また国をあげてのスポーツ推進、健康への関心の高まりから、スポーツトレーナーのニーズもますます増えており、プロスポーツチームに限らず、スポーツジムや一般のトレーニング施設、また福祉・リハビリ分野、こどもスポーツ指導まで、トレーナーの活躍フィールドはさらに広がっています。

スポーツの国際大会・日本代表への帯同やプロスポーツにトレーナーとして 関わるには「アスレティックトレーナー」の資格が必要!

アスレティックトレーナー資格が必須とされる競技 ※日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)

  • 日本プロサッカーリーグ

  • 日本プロバスケットボール Bリーグ

  • 日本バレーボール Vリーグ

  • 日本プロ野球

  • ジャパンラグビートップリーグ

  • 陸上競技実業団

  • 競泳

  • 柔道

  • 日本プロテニス協会

  • 日本プロゴルフ協会

  • 日本相撲協会

  • 日本プロボクシング協会

  • アメリカンフットボール

  • 競輪

  • クライミング

スポーツに関わる資格の中でも アスレティックトレーナーの資格は希少価値が高い!

スポーツに関わる主な資格 登録者数

※日本スポーツ協会公認スポーツ指導者登録状況(2019年時点)

TOPICS

こんな活躍もできる!スポーツトレーナーの仕事

「部活動指導員」として学生の部活動を指導

中学校・高校の部活動で、学生のトレーニング指導や試合など学外活動への引率を行います。教員ではありませんが、学校の職員として、部活動の技術的指導以外にも日常的な生活指導も行います。

キレイを支えるボディメイクトレーナー

女性の美や健康への関心が高まっており、近年はボディメイクトレーナーの需要が急増。
ボディラインを整えるためのストレッチやトレーニング、栄養指導等を行い、女性本来の美しさを引き出しながら理想のカラダづくりをサポートします。

身体づくりのプロ。パーソナルトレーナー

健康志向の高まりに伴い、フィットネスやスポーツジムの利用者も年々増えています。一人ひとりの状態や体力にあわせて、トレーニングや身体づくりをサポートするパーソナルトレーナーの需要も高まっています。

就職先は?

主な活躍フィールド

  • プロスポーツチーム
  • スポーツクラブ
  • フィットネスクラブ
  • 公共体育施設
  • 病院
  • 医療施設
  • 福祉施設
  • 健康関連企業 など

プロチームから医療分野までフィールドは多彩!

  • プロスポーツチームでチームの勝利・

    パフォーマンスを支える!

  • スポーツクラブ、フィットネス等で

    一般の方の身体づくりをサポート

  • 福祉施設等で健康指導や

    リハビリのためのトレーニングを指導

  • 地域のスポーツ教室等で

    子どもたちの運動指導・サポート

POINT

現役トレーナーが教える!
プロスポーツチームでのトレーナーの仕事とは?

(サッカー カターレ富山 現役トレーナーインタビュー)

プロに聞いてみよう

私がアスレティックトレーナーを選んだ理由

「トップレベルのトレーナーになるには」 そこで行き着いたのがアスレティックトレーナーでした。

株式会社ルシファ とれりは倶楽部/トレリハセンターていね 勤務

加藤 麻佑さん

小樽潮陵高等学校出身

昔から身体を動かすことが好きで、スポーツに携われる仕事をしたいと考えていました。どうせならトップレベルのトレーナーになりたいと思い、どんな資格があるかを調べた結果、辿り着いたのがATでした。ハイテクは、資格取得に向けて手厚く支援してもらえる学校です。先生方は試験だけでなく現場で働くことも見据えて、施術への取り組み方や考え方までご指導いただき、自分自身の基礎を築くことができました。在学中より、実際に働きはじめたいまのほうが、それを強く実感しています。
現在はフィットネスクラブとデイサービス施設を経営する会社に勤務しています。フィットネスクラブではパーソナルトレーナーとして、評価からトレーニングメニューの提案、結果のフィードバックまで行っています。デイサービス施設では柔道整復師として、高齢者の方を対象に運動指導やストレッチ、目標設定や運動メニューの考案をしています。どちらの仕事でも、的確に評価や指導が行えた結果、その人に笑顔になってもらえたときに大きなやりがいを感じます。いま心がけているのは、与えられたチャンスには積極的に挑戦していくということ。今年の春からは北海道バスケットボール協会の医科学専門委員として、道内で行われるバスケットボール大会のトレーナーとして応急処置などを担当しています。これからも、今しかできないことをたくさん経験して、自分自身を大きく成長させていきたいです。

選手とともに世界に挑む。 そんな面白さを実感できる仕事です。

TWIST SAPPORO/雪印メグミルクスキー部 勤務

安西 孝典さん

南富良野高等学校出身

アルペンスキーや少年野球、カヌーなど、小さい頃からいろんなスポーツに触れてきました。ATをめざしたのは、ケアだけでなくトレーニング指導にも携わりたいと考えたから。トレーニングや競技中の動作を正しくすることで身体への負担やケガを減らせますし、それが結局「ケア」に繋がると思ったんです。
さまざまなスポーツ現場をリアルに感じられるカリキュラムに魅力を感じて、ハイテクへの入学を決意。札幌から少し離れているから気軽に遊びに行けないし、勉強に集中できると思った事も理由のひとつでしたね(笑)。在学中、スキージャンプの現場を経験された先生から指導いただいたことは、現在の仕事にも役立っています。
卒業後はフィットネスクラブへ入社し、2年目からは雪印メグミルクスキー部でトレーナーを務めています。日頃のトレーニングはもちろん、合宿などを行いながら、選手と二人三脚で最高のパフォーマンスを仕上げていきます。自分の指導によって、選手に良い変化が現れたときはとても嬉しいです。いまの目標は、世界を舞台に戦う選手たちを全力でサポートし続けること。そのためにも、トレーナーとしての技術や知識も磨き続けていきたいと思います。ATになりたいと思っている人には、「人のために何かがしたい」という気持ちを大切にしてほしいです。そして、自分のため、将来のためにプラスになる時間を過ごして、経験を蓄えていけば、きっと素晴らしいATになれると思います。

アスレティックトレーナーは スポーツをする人の夢を背負う存在。

株式会社コアサポート北海道/新琴似中央整骨院/南沢整骨院 勤務

堀 翼さん

旭川凌雲高等学校(現・旭川永嶺高等学校)出身

アスリートから高校・大学の部活生も利用する整骨院で治療をしながら、附属するトレーニングスペースでトレーナーとして活動しています。
アスレティックトレーナーは、スポーツマンの夢を背負う存在で、とてもやりがいのある仕事。アスレティックトレーナー資格試験の勉強は大変ですが、努力すれば必ず取得できるはずです。