お知らせ
  1. ゲームクリエイターの平均年収は?職種別の給与や年収を上げる方法も

ゲームクリエイターの平均年収は?職種別の給与や年収を上げる方法も

ゲーム業界はエンターテインメントのなかでも成長著しい分野であり、常に新しいアイデアと技術が求められます。「ゲームクリエイター」は多くの人にとって夢のある仕事であり、クリエイティビティと技術力を駆使してゲームを世に送り出せます。
しかし、その一方で年収や待遇がどのように変わるのか、どのように年収を上げられるのかを詳しく知らない方が多いです。そこで今回は、ゲームクリエイターの年収を職種別・雇用形態別に分けて詳しく解説します。ゲームクリエイターを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

ゲームクリエイターの平均年収は?

ゲームクリエイターの平均年収は、職種や企業規模、雇用形態により異なります。大手ゲームクリエイターの年収は、令和5年の厚生労働省のデータによると年収551万円です。平均年収551万円は、一般サラリーマンと比べてもやや高い傾向にあります。しかし、ゲームクリエイターの平均年収は正社員であるか、派遣社員やアルバイトであるかでも大きく異なります。
また、ゲームクリエイターと一口にいっても、実際にはプランナーやプログラマ、デザイナーなどさまざまな職種があり、職種によって求められるスキルや仕事の内容で年収も上下します。
そこで、雇用形態や職種別、年齢によりゲームクリエイターの年収を比較します。それぞれの具体的な給与については、次項以降で解説するので確認してください。

ゲームクリエイターの雇用形態別の給与

ゲームクリエイターの年収は、雇用形態により大きな差があります。正社員の場合は、フリーランスで働くよりも安定した収入が見込めます。一方、アルバイトや派遣社員として働く場合の給与は時給制であることが多く、正社員と比べると収入は低いです。

正社員の平均年収は前述で紹介したとおり、企業の規模や働くプロジェクトの規模により異なりますが、551万円ほどです。正社員は給与が安定しているだけでなく、ボーナスや福利厚生も充実しており、昇給することで年収アップも目指せます。

アルバイトやパートは、令和6年の求人ボックスのデータによると平均時給は1,114円です。派遣社員の場合は、平均時給は1,845円です。しかし、アルバイトやパート、派遣社員の方であっても経験やスキル、担当する業務により収入が上がる場合があります。
アルバイトや派遣社員は柔軟な働き方ができますが、社会保険などの福利厚生が十分でない場合があります。また、派遣社員の場合は契約更新が必要なため、雇用の継続性が不安定であることも課題です。
正社員で働くかアルバイトや派遣社員で働くかは、ご自身の理想の働き方で選びましょう。ゲームクリエイターの仕事はスキルを身につけると、別の会社に就職するチャンスがあります。多様な働き方がゲームクリエイターの魅力でもあり、必ずしも正社員にこだわる必要はないといえます。

ゲームクリエイター職種別の平均年収

ゲームクリエイターと一言でいっても、職種は多岐にわたります。ゲームクリエイターには特有のスキルが必要であり、スキルの違いが年収にも反映されます。以下に、代表的なゲームクリエイターの職種別に比較した平均年収を紹介します。

ゲームプランナー

ゲームプランナーは、ゲームの企画立案や仕様策定、ゲーム全体の流れを考える仕事です。ゲーム作成の成功を決める重要なポジションともいえます。クリエイティブなアイデアを具体的な形にするため、チーム内やほかの部門と綿密なコミュニケーションをとり、プロジェクトをスムーズに進めていく役割もあります。
ゲームプランナーの平均年収は400万〜600万円程度であり、派遣社員の場合の平均時給は1,992円ほどです。責任が伴うため、基本的にアルバイト採用はないことが多いです。経験やスキルにより報酬には幅があり、大手企業やプロジェクトの規模が大きい場合はそれ以上の収入を得られる場合があります。
長期的に働くとディレクターやプロデューサーといった管理職へキャリアアップでき、それに伴い年収も大幅に上がります。

ゲームディレクター

ゲームディレクターは、チーム全体が効率的に動けるようにするための重要な役割です。ゲームの企画から完了までの全工程に関わり、クオリティ管理、進行スケジュールなどを主に担当します。
開発メンバーとコミュニケーションをとりながら、ゲームが魅力的になるようプロジェクトをリードします。制作方針を明確にして進める必要があるため、高いリーダーシップと判断力が求められます。
ゲームディレクターの平均年収は500万~700万円ほどであり、派遣社員の場合の平均時給は2,021円ほどです。ゲームディレクターは統括するポジションであるため、基本的にはアルバイト採用はありません。
プロジェクトの規模や担当ゲームのジャンル、個人の経験によっては1,000万円以上の報酬を得られるケースもあります。世界的なヒットタイトルに携わるディレクターの場合は、責任の重さに比例して報酬も高くなります。
また、経験を積むと管理職としてキャリアアップを目指せるため、実力に応じて年収も増加します。

ゲームCGデザイナー

ゲームCGデザイナーは、ゲーム内で使用されるキャラクターや背景、アイテムのビジュアルなどを作成します。ゲームデザイナーは、世界観を具体的に捉える重要な役割を担っています。キャラクターの表情、そして動きを魅力的なものに提供するのがゲームデザイナーの仕事です。3Dモデリングツールをはじめ、デザインソフトを扱うスキルが求められます。
ゲームデザイナーの平均年収は400万~700万円ほどであり、派遣社員の場合の平均時給は1,999円ほどです。ゲームデザイナーの場合はアルバイト採用もあり、平均時給は1,203円です。
報酬は経験やスキルレベル、担当するプロジェクトの規模により異なります。経験を積んだゲームデザイナーはチーム全体のビジュアルを指揮することもあり、経験に応じて年収が上がります。
とくに、大手ゲーム会社やヒットタイトルに関わるデザイナーは給与が高いことが多く、評価が収入に反映されやすい職種といえます。

ゲームプログラマ

ゲームプログラマは、ゲームのプログラムを作成するエンジニアのことです。キャラクターの動作や物理シミュレーション、AIによるキャラクター制御など、ゲーム全体の機能をプログラムします。
ゲームプログラマは、C++、C#、Pythonなどのプログラミング言語に精通することが求められます。ゲームプログラマはゲームの開発だけでなく、バグのない安定した動作を実現するための「デバッグスキル」も必要です。
ゲームプログラマの平均年収は400万~700万円ほど、派遣社員の場合の平均時給は2,141円ほど、アルバイト平均時給が1,301円ほどです。経験を積み、高いスキルをもつプログラマであれば高収入が期待できます。オンラインゲームやVRゲームが今後発展するため、ゲームプログラマの需要は高いといえます。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、ゲーム開発全体を指揮し、企画から実行まで管理する重要な役割を担っています。プロデューサーは開発チームをまとめ、予算やスケジュールなどを管理し、ゲームのプロモーションを考える必要があります。したがって、判断力やコミュニケーション能力が求められるポジションです。
ゲームプロデューサーの平均年収は、500万~700万円程度です。派遣社員の場合の平均時給は、1,794円程度です。
大規模プロジェクトなどで成功すると、ボーナスとして収入が上がるケースもあります。ゲームプロデューサーはプロジェクトの成功に大きく関わるため、やりがいがあります。実力次第では、マネジメントや経営層へのキャリアアップも見込めるでしょう。

ゲームシナリオライター

ゲームシナリオライターは、ゲームのストーリーやキャラクターの台詞を執筆します。とくにRPGなど、ストーリー重視のゲームでは重要な役割を担います。
平均年収は300万〜500万円程度です。ヒット作品を手掛けると信頼が得られるため、その後の年収が上がる可能性があります。プレイヤーを魅了する物語を創造しなければならないため、高い表現力が求められます。

ゲームサウンドクリエイター

ゲーム内で使用される音楽、効果音を制作するのがゲームサウンドクリエイターです。平均年収は、400万〜650万円程度です。ゲームのジャンルや制作会社の規模により、収入が変動します。サウンドクリエイターはゲームの没入感を高めるための重要な役割であり、音楽制作ソフトのスキルや音響に関する知識が求められます。

ゲームクリエイターの年齢別の平均年収

ゲームクリエイターの年収は、責任のある役割を担当すると増加します。役職だけでなく、年齢でも平均年収に差があります。年齢別の平均年収について確認してみましょう。
ゲームクリエイターの年齢別の平均年収

20代 435万円
30代 595万円
40代 698万円
50代 673万円

多くのゲームクリエイターが、20代で業界に参入します。未経験者の場合、最初の年収は300万〜400万円程度ですが、経験を積むことで昇給の機会が得られます。30代になると経験や実績が認められ、管理職やリードポジションに就くことがあります。平均年収は500万〜700万円ほどに上がります。
40代以降では、プロジェクト全体を管理する立場に就くと高年収が期待できます。平均年収は600万以上であり、なかには年収の最高額が1,000万円を超える方もいます。

ゲームクリエイターの年収を上げるための方法

ここまで、ゲームクリエイターの平均年収について解説しました。ここからは、年収を上げるためにゲームクリエイターとして、どのような方法を実践すると年収が上がるかを解説します。

関連する資格を取得する

ゲーム業界でキャリアアップするためにも、関連する資格を取得しましょう。資格を取得することで、ほかの候補者との差別化を図れます。資格をもっていると実力の証明にもなり、次の職場に転職しやすくなります。

おすすめの資格

おすすめの資格は以下のとおりです。

CGクリエイター検定

CGクリエイターの資格をもっていると、映像関連の職種に強くなれます。難易度はベーシックとエキスパートに分かれているため、ステップアップも目指せます。

Javaプログラミング能力認定試験

ゲームを開発するには、プログラミングを学ぶ必要があります。Javaはプログラミングのなかでも人気な言語なため、資格をもっておくとほかの業務にも携われるようになります。

スキルアップして実績を積む

ゲームクリエイターで給料を上げるには、スキルアップと実績の積み重ねが必要不可欠です。ここでは、必要なスキルについて紹介します。

必要なスキル

ゲームクリエイターに必要なスキルは以下のとおりです。

VRを扱うスキル

今後ゲーム業界では、VR技術がさらに発展するといわれています。最先端の技術を獲得するには、VR技術を扱えるスキルが必須です。

英語力

ゲームクリエイターとして第一線で活躍するには、英語は必要です。最新情報などは英語で発信されることが多いため、英語で文献を読む力が求められます。

待遇のよい条件へ転職する

よりよい待遇の企業へ転職することも、年収を上げるためには必要です。新しい技術に取り組んでいる企業や大手のゲーム制作会社では、高い給与に設定していることが多いです。大企業は高い給与だけでなく、待遇や福利厚生も充実していることが多いため、長期的なキャリア形成においても有利です。

北海道ハイテクノロジー専門学校で、ゲームクリエイターを目指そう

ゲームクリエイターを目指す場合は、基礎からしっかりと学べる専門学校に通うことが必要です。北海道ハイテクノロジー専門学校では、最新技術や業界トレンドに対応した教育を提供しています。
企業やプロチームとの産学連携やインターンシップをとおして、実践的なスキルを磨けます。また、専門的なカリキュラムが充実しているため、未経験からでもプロのゲームクリエイターを目指せます。ゲームクリエイターを目指したい方は、北海道ハイテクノロジー専門学校を一度チェックしてみてください。

まとめ

ゲームクリエイターの年収は、職種や雇用形態、年齢、スキルによって大きく異なります。年収を上げるためには、スキルアップや資格取得、待遇のよい企業への転職などの方法が有効です。
ゲームクリエイターは北海道ハイテクノロジー専門学校のような専門的な教育機関で学ばないと、即戦力として活躍できません。ゲームクリエイターとして活躍できる専門学校に通い、将来の就職先を探しましょう。

 

学科の詳細はITメディア学科のページをチェック!

ITメディア学科では、Webだけでなく、eスポーツやドローンなど、ITに関わることを幅広く学べます。また、業界との繋がりを活かして、IT関連の就職も強力バックアップ!

ITメディア学科のwebページはこちらから!