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  1. ゲームクリエイターになるには?まず知っておきたい仕事内容と進路選び

ゲームクリエイターになるには?まず知っておきたい仕事内容と進路選び

「ゲームが好きで将来はゲームをつくる仕事がしたい」そのような思いをもつ高校生は少なくありません。しかし、「ゲームクリエイター」と一口に言っても、仕事内容や求められるスキルは職種によって大きく異なります。この記事では、ゲームクリエイターの主な仕事内容、職種ごとの違い、進路の選び方などを解説します。

ゲームクリエイターってどんな仕事?

ゲームクリエイターとは、ゲーム制作に関わる職業の総称です。企画、プログラム、デザイン、サウンド、シナリオなど、多くの専門分野が集まってひとつのゲームが作られています。つまり、単一の職業ではなく、ゲームづくりに関わるさまざまな職種の総称がゲームクリエイターです。
自分が将来どのような役割でゲーム制作に携わりたいのかを知るためにも、まずは代表的な職種について理解していきましょう。

ゲームクリエイターの職種一覧

ゲーム制作はチームで進められます。ここでは、企画やプログラム、デザイン、サウンドなど、主要な職種を紹介します。それぞれの仕事内容・必要なスキル・向いている人もセットで見ていきましょう。

職種名 役割
ゲームプランナー ゲームの企画・ルール・仕様を設計
ゲームプログラマー ゲームのシステムや動作を開発
ゲームデザイナー(UIデザイナー) 操作画面やユーザー体験の設計
グラフィックデザイナー(2D/3D) キャラクター・背景・演出の制作
サウンドクリエーター BGM・効果音・音響演出を制作
シナリオライター ストーリー・セリフ・世界観を作る
ゲームディレクター・プロデューサー 開発全体の指揮・進行管理・予算管理

ゲームプランナー

【仕事内容】

ゲームプランナーは、ゲーム全体の設計図をつくる職種です。ゲームシステム、キャラクター設定、ストーリー、レベルデザイン、難易度や操作性などを企画し、チームが制作できるよう仕様書としてまとめます。

開発が進む中では、実装内容を確認しながら仕様を調整したり、テストプレイで改善点を見つけたりと、ゲームの完成度を高めるための幅広い役割を担います。プレイヤーがどんな体験を楽しめるかを考える、クリエイティブで重要な仕事です。

【必要なスキル】

アイデアを論理的に整理する「思考力」、ゲームの楽しさを企画としてまとめる「企画力」、仕様をわかりやすく伝える「文章力」、チームを説得・調整する「プレゼン力」が求められます。また、常にユーザーの視点で、「どうすればもっと面白くなるか」を考える力も大切なスキルです。

【向いている人】

新しいアイデアを考えるのが好きな人、発想を形にしたい人に向いています。また、多職種と関わるため、コミュニケーション力があり、人と協力してものづくりを進めるのが好きな人も適しているでしょう。

ゲームプログラマー

【仕事内容】

ゲームを実際に動かすための仕組みを作る職種です。プログラミングが行える環境を整え、仕様書に沿ってキャラクターの動き、バトル演出、ロード処理、UIなどさまざまな挙動を実装します。
動作確認や不具合修正(デバッグ)も担当し、プレイヤーが快適に遊べるよう裏側を支える役割を担います。

【必要なスキル】

ゲームに関連するプログラミング言語の習得は必須です。また、ゲームの種類で違う開発言語を使うことも多いため、複数言語を使いこなせると強みになるでしょう。UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンなどの扱いにも慣れておく必要があります。

【向いている人】

コンピューターの仕組みに興味がある人、バグの発見・改善を楽しめる人、論理的に物事を考えてコツコツ取り組むタイプに向いています。

ゲームデザイナー(UIデザイナー)

【仕事内容】

ゲームの画面レイアウトやボタン配置など、プレイヤーが操作しやすい見た目と動きをデザインする仕事です。メニュー画面、HPゲージ、アイテム欄、バトル画面など、多くの場面でUI(ユーザーインターフェース)を担当します。デザイン性だけでなく、使いやすさや視認性も重要です。

 

【必要なスキル】

PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックツール、UI/UXデザインの基礎知識、色やレイアウトのバランスを見極める力が求められます。ユーザーが迷わず操作できるように、視認性・操作性を考え抜いた設計ができることも大切です。

 

【向いている人】

デザインが好きな人はこの仕事に向いているでしょう。また、プレイヤーが「使いやすい!」と思える仕組みを考えるのが好きな人、どのようなときでもゲームを楽しめるプレイヤーと同じ目線でゲームの改善点に気づける人にもおすすめです。

グラフィックデザイナー(2D/3D)

【仕事内容】

キャラクター、背景、アイテム、エフェクトなど、ゲームの世界観をビジュアルで表現する仕事です。2DデザイナーはイラストやUIパーツを制作し、3Dデザイナーはモデル制作やアニメーションを担当します。作品の雰囲気や魅力を左右する重要な分野です。

 

【必要なスキル】

Photoshop、CLIP STUDIO、Maya、Blenderなどのグラフィック・3Dソフトを使いこなす力が必要です。さらに、デッサン力や色彩感覚、アニメーションの基礎知識があるとより表現の幅が広がります。

 

【向いている人】

ゼロからデザインを作り上げる仕事のため、発想力や絵を描くのが好き、キャラクターの魅力を引き出すのが得意、ビジュアルで世界観を表現したい人におすすめです。

サウンドクリエーター

【仕事内容】

ゲームの音楽や効果音(SE)を作る仕事です。曲調や音の質感はゲームの世界観を大きく左右するため、音の力で物語や演出を支える役割があります。戦闘の迫力ある音、回復アイテムの癒し系SE、環境音など幅広い音づくりを担当します。

 

【必要なスキル】

サウンドクリエーターになるためには音楽理論は欠かせません。特に楽譜を読めることが必要です。作曲スキル、DAWソフトの操作、録音・編集の知識、音響全般の理解が求められます。ミックス・マスタリングなどの音作りの工程も理解しておくと強みになるでしょう。

 

【向いている人】

音楽が好きで、さらにゲームの世界観を理解して表現できる人に向いています。音で感情を動かしたい、雰囲気を演出したいという人にもおすすめの職種です。

シナリオライター

【仕事内容】

ゲームのストーリーや世界観を作り、キャラクターのセリフやイベント演出を考える仕事です。プレイヤーが感情移入できる物語をつくるために、構成やセリフ回しを丁寧に調整しながら、ゲーム体験を豊かにしていきます。

 

【必要なスキル】

文章力や構成力はもちろん、キャラクターの性格や動機を考える造形力、ストーリー全体の整合性を保つ力が求められます。物語のロジック設計も重要です。

 

【向いている人】

小説や漫画が好きな人、物語を考えるのが得意な人、キャラクターを深く作り込みたい人に向いています。プレイヤーの心を動かす物語を描きたい人におすすめな職種です。

ゲームディレクター・プロデューサー

【仕事内容】

ディレクターは開発現場全体の進行管理を行い、ゲームの方向性・クオリティを決めるポジションです。プロデューサーは予算管理、スケジュール調整、マーケティング戦略などを担当し、ゲームを企画から発売まで導く、総合責任者の役割を果たします。

 

【必要なスキル】

マネジメント力、コミュニケーション力、全体を俯瞰する視野、チームの意見をまとめる調整力などが求められます。問題発生時に冷静に対処する解決力も重要です。

 

【向いている人】

人をまとめるのが得意で、チームでものづくりを進めるのが好きなタイプに向いています。責任ある立場のため、プロジェクト全体を統括する力のある人にもおすすめです。

ゲームクリエイターになるには?

ゲームクリエイターになるための一般的な流れは、高校卒業後に大学・短大や専門学校で専門知識を学び、ゲーム会社へ就職します。
独学でスキルを身につける人もいますが、業界で必要な技術は専門性が高く、実践的な環境で学ぶことが重要です。ここからは、進路先ごとの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

1.専門学校

専門学校の最大の魅力は、ゲーム制作に特化したカリキュラムで実践的に学べることです。ゲームエンジンや2D・3Dソフトを使った実習もあり、在学中から作品づくりやポートフォリオ制作に取り組めます。
また、現役クリエイターによる指導や、就職支援が受けられる点も特徴です。企業説明会、面接対策、作品添削など、業界就職に向けたサポート体制が整っています。

専門学校によって設備や講師の質に差があるため、入学前に確認をしましょう。また、授業以外でも自主制作に力を入れるなど、コツコツ努力する姿勢が求められます。
「早く実践経験を積みたい」「作品づくりに挑戦したい」という高校生におすすめの進路です。

2.大学・短大(工学系・情報系・芸術系)

大学・短大では、工学系・情報系・芸術系など幅広い分野からゲーム制作に関連する学びが選べます。専門知識に加えて教養科目や研究を通し、広い視野と基礎力が身につきます。プログラミングやデザインをより理論的に学べたり、研究室で技術を深めたりできる点も魅力です。

一方で、実習型の授業が少なく、自分で積極的に作品づくりを進める必要があるというデメリットもあります。ポートフォリオの完成度が就職力に直結するため、授業外の自主制作やインターン参加が欠かせません。

専門知識を深めつつ、ゲーム以外の道も視野に入れたい人、また長期的なキャリアを考えたい高校生におすすめの進路です。

3.独学・オンライン学習

独学やオンライン学習は、費用を抑えながら自分のペースで学べる自由度の高さが魅力です。最近では、プログラミング学習サイトやデザイン講座など高品質な教材が数多く揃っており、時間や場所に縛られず、自分の興味に合わせて学べる点は大きなメリットです。

独学の課題はモチベーションの維持が難しいことです。継続が大切なことや、プロからのフィードバックが得られにくい環境では、成長スピードにも差が出ます。また、就職時に提出するポートフォリオの質を自分で担保しなければならないため、主体性が求められます。

独学は学びたい分野が明確で、自分から計画的に学習を進められるタイプに向いている進路です。自律的に行動できる人は、コストを抑えつつスキル習得をめざせる選択肢となるでしょう。

ゲームクリエイターの主な就職先

ゲームクリエイターの就職先は、家庭用ゲーム機向けのタイトルを開発する会社から、スマホゲームのアプリ開発会社までさまざまです。会社の規模や扱うゲームの種類によって、開発体制や求められるスキルも変わってきます。自分が「どのようなゲームを、どのような環境で作りたいか」をイメージしながら、主な就職先の特徴を押さえておきましょう。

ゲームソフト制作会社

家庭用ゲーム機向け(Nintendo Switch、PlayStation など)のゲームを開発する会社です。人気シリーズや有名IPに関わるチャンスがあるのが魅力です。開発チームの人数も比較的多く、プランナー・プログラマー・デザイナーなど職種ごとの役割分担がはっきりしているのが特徴です。
各職種に求められる専門性は高くなり、一定以上のスキルと完成度の高いポートフォリオが求められますが、「大きなプロジェクトで腕を試したい」という人に人気の就職先です。

ゲームメーカー(ゲーム開発会社)

自社でゲームの企画から開発、販売までを一貫して行う企業です。開発だけでなく、パッケージデザインや広告、プロモーション企画、イベント出展など、ゲームを世の中に届ける部分にも関わる可能性があります。

自社のオリジナルゲームを長く育てていくケースも多く、シリーズを通して世界観づくりに関わる機会があるのもポイントです。開発職はもちろん、マーケティングやプロデューサー職など、将来的にキャリアの幅を広げたい人にも向いた就職先といえます。

モバイルゲーム・アプリ開発会社

スマートフォン向けのゲームアプリを中心に制作・運営する会社です。配信後もアップデートを続けながら、イベント追加やバランス調整を行っていく開発スタイルが一般的です。
ユーザーの反応や売上データを見ながら、素早く改善や新要素の追加を行うため、スピード感のある開発を経験できます。企画・実装・運営まで幅広く関わりたい人にとってはやりがいの大きい環境でしょう。スマホゲームが好きで、「数字やユーザーの声をもとにゲームを育てていきたい」というタイプに向いています。

ゲームクリエイターに必要なスキル

ゲーム制作では、プログラミングやデザインなどの技術だけでなく、チーム制作を円滑に進めるための力も求められます。自分がどの職種を目指す場合でも、この3つのスキルは共通して必要となる基礎力です。

テクニカルスキル

ゲーム制作の基盤となるのが、プログラミングやツール操作といった技術スキルです。代表的なプログラミング言語や、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンは多くの現場で使用されています。また、キャラクターの動きや物体の動きを再現するための物理演算、3D空間の理解も重要です。

これらの技術は、座学だけでなく実際に手を動かしてゲームを作ることで大きく伸びていくため、作品制作の経験を重ねることで成長するでしょう。

基礎学力

学校で学ぶ基礎学力はゲーム制作に直結します。

たとえば、数学(ベクトル・行列)はキャラクターの動きや3Dの計算に必要で、物理(重力・衝突判定)はアクションゲームのリアルさを決める要素です。英語は技術文書や海外の手順を理解する際に役立ち、国語力は仕様書の作成や企画の伝達につながります。普段の授業で身につける知識が、ゲームづくりの基礎力になります。

ソフトスキル

ゲーム制作はほとんどの場合チームで進められるため、コミュニケーション能力やチームワーク、問題解決力、時間管理能力といったソフトスキルも重要です。

仕様変更への対応や、他職種とのすり合わせなど、制作現場では人と協力しながら進める力が作品の完成度を左右します。技術力だけでなく、周りと協力してものづくりを楽しめるかどうかも、クリエイターとして活躍するうえで大きなポイントです。

ゲームクリエイターになるために今からできることとは?

ゲームクリエイターを目指すうえで、高校生のうちからできることはたくさんあります。専門的な設備がなくても、スマホやパソコンがあれば挑戦できることばかりです。ここでは、今日から始められることを3つ紹介します。

ゲーム業界の情報収集

まずは業界を知ることが第一歩です。ゲーム会社の採用ページや企業インタビュー、公式のメイキング映像、開発者トークなどを通して、どのような職種があり、どのようなスキルが求められているのかが見えてきます。特に採用ページには求める人物や必要スキル、実際の仕事の流れなどが掲載されている場合が多く、進路を考えるうえで参考になります。
普段遊んでいるゲームの開発会社を調べてみるだけでも、ゲーム制作の裏側がぐっと理解しやすくなるでしょう。

自分の好きなゲームを分析する

ゲームクリエイターを目指すなら、ただ遊ぶだけではなく、「なぜこのゲームは面白いのか?」と深掘りする習慣をつけると企画力が大きく伸びます。

たとえば、

  • ストーリーに惹かれる理由
  • キャラクターデザインの魅力
  • 操作が気持ちいいと感じるポイント
  • ステージ構成や難易度のバランス

などを考えることで、ゲームの仕組みをユーザー視点とクリエイター視点の両方から理解できるようになります。

無料ツールでゲーム制作をしてみる

ゲーム制作は、無料ツールでも十分に始められます。

Unity、Unreal Engine、RPG Maker、Scratch、プログラミング学習サイトなど、初心者向けの教材が豊富で、ネット上にはチュートリアル動画も多数あります。

まずは「キャラを動かす」「当たり判定を作る」といった小さな作品から挑戦してみるのがおすすめです。小さくても自分の手で作った作品が動くと、一気にモチベーションが上がり、ポートフォリオの第一歩にもなるでしょう。

ゲームクリエイターになるには専門学校がおすすめ

高校卒業後に実践的なスキルを最短で身につけたいなら、専門学校は心強い選択肢です。

専門学校では、現役クリエイターによる指導、チーム制作の経験、手厚い就職サポート、ポートフォリオの制作環境が整っており、ゲーム業界に必要な技術を効率よく学べます。高校生のうちから準備を始めたい人や、進路選びで迷っている人にも、専門学校のオープンキャンパスはゲーム制作を体験できる貴重な機会になるでしょう。

まとめ|ゲームクリエイターは北海道ハイテクノロジーで目指そう

ゲームクリエイターは、企画・デザイン・プログラムなど幅広い職種から構成されているため、自分がどのような役割でゲーム制作に関わりたいのかを知ることが第一歩です。北海道ハイテクノロジー専門学校では、現場レベルの設備と実践カリキュラムで業界就職をサポートします。まずはオープンキャンパスで、ゲームづくりの世界を体験してみませんか?

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