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  1. ゲーム業界とは?職種から働き方、キャリアまで全体像を理解しよう

ゲーム業界とは?職種から働き方、キャリアまで全体像を理解しよう

「ゲームが好き」を仕事にできたら、と思ったことはありませんか?近年、ゲーム業界はエンターテインメントの枠を超え世界中で注目を集める成長分野です。この記事では、ゲーム業界の全体像や職種、働き方、求められるスキルまでをわかりやすく紹介します。将来の進路を考えるきっかけにしてみてください。

【目次】

ゲーム業界ってどんな世界?

ゲーム業界は、ビデオゲームの企画、開発、制作、販売などを手掛ける、クリエイティブで活気ある世界です。家庭用ゲーム機だけでなく、毎日触れるスマホゲームや、世界的な競技として広がるPCゲーム(eスポーツ)まで、その市場はどんどん広がっています。
この業界では、ゲームのアイデアを考えるプランナー、プログラムを組むプログラマー、キャラクターや背景を描くデザイナーなど、多くの専門職が協力してひとつの作品を作り上げています。
世界中の人々に感動や楽しさを届けることが仕事であり、最新の技術と斬新なアイデアが常に求められる、未来志向のエンターテイメント産業です。

ゲーム業界の市場規模

世界のゲーム市場は年々拡大を続けています。厚生労働省のまとめによると、2024年の世界ゲーム市場規模は約2,000億ドル近くまで伸び、日本も中国やアメリカに次ぐ大きな市場を持つ国のひとつです。
また、東南アジアや中東・アフリカなどもゲームの新たな市場として注目されています。
スマートフォンの普及により、従来の家庭用ゲーム機に加えモバイルゲームやオンラインゲームなどが急速に伸び、誰もが手軽にゲームを楽しめる時代になったことも市場規模の拡大につながっています。さらに、近年では「eスポーツ」や「配信文化」などの発展により、プレイするだけでなく、観戦・配信といった新しい楽しみ方も登場しています。こうした動きにより、ゲーム業界はエンターテインメント産業の中でも特に成長が著しい分野といえるでしょう。

ゲーム業界の将来性

ゲーム業界の将来性はとても高く、技術革新とともに新しい市場が次々と生まれています。

スマホゲームやPCゲームの安定した人気に加え、世界ではサブスクリプション型のゲーム配信サービスやクラウドゲームも拡大中です。企業の参入も増え、クリエイターにとっては活躍の機会がますます広がっているといえます。

また、ゲーム制作ではプログラミング・デザイン・サウンドなど多種多様なスキルが求められるため、技術を身に着け磨けば将来的に高いキャリアを築くことも可能です。

今後も新しいデバイスや体験型コンテンツが生まれる中で、ゲーム業界は進化を続け、エンタメだけでなく教育・医療・観光など、さまざまな分野への応用も期待されています。

ゲーム業界の今後

ゲームは「遊び」から「社会を動かすコンテンツ」へと変わりつつあります。ここでは、今後の技術革新や新しい収益モデルなど、未来の展望を見ていきましょう。

VR・AR・AI技術の活用が拡大

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用したゲームは、これまでにない、体験型エンターテインメントを生み出しています。
たとえばVRゴーグルは、装着することで自分がゲームの世界に入り込んだかのような臨場感を味わえるのが魅力です。剣を振る動作や空を飛ぶ感覚など、まるでその場にいるような没入体験ができます。ARでは、スマートフォン越しに現実の風景にキャラクターが登場したり、街中を歩きながらクエストを進めたりするなど、現実とゲームが融合した新しい遊び方も登場しています。
さらに、ゲーム業界でもAI(人工知能)技術が発展しています。ゲーム内キャラクターがプレイヤーの行動を学習して自ら成長したり、AIが自動でストーリー展開やマップを生成したりと、開発現場でのAI活用が進んでいます。
こうした技術の融合により、自分の選択で世界が変わるような体験型ゲームが増え、これからのゲーム制作はますます進化していくと予想されます。

クラウドゲームやサブスクサービスが拡大

これまでのゲームは「ソフトを購入して遊ぶ」スタイルが主流でしたが、今ではインターネット環境さえあれば、いつでもどこでも遊べる時代へと変化しています。
クラウドゲームとは、プレイヤーの端末ではなくクラウド上のサーバーでゲームを動かし、映像として配信する仕組みのことで、ゲーミングパソコンや家庭用ゲーム機を持っていなくても、スマートフォンやタブレットで最新のゲームを楽しめます。

さらに、月額制で数百タイトルを自由にプレイできる「サブスクリプション型サービス(サブスク)」も人気が上昇しています。代表例として「Xbox Game Pass」や「PlayStation Plus」などがあり、幅広いジャンルの作品を気軽に体験できます。
こうした仕組みは、プレイヤーにとってはゲームの選択しが増え、開発者にとってはビジネスチャンスの拡大に繋がるといえるでしょう。
個人のゲームクリエイターが作品を配信して収益を得るなど、ビジネスモデルの多様化が進んでいることから、遊ぶ・作る・届けることがより自由になり、ゲームの楽しみ方そのものが変化しています。

開発ツールやプラットフォームが進化

近年、ゲーム制作に使われる開発ツールや配信プラットフォームは大きく進化しています。

代表的な開発エンジン「Unity」や「Unreal Engine」は、無料または低コストで利用でき、初心者でもプロと同じ環境でゲームを作ることが可能になりました。こうしたツールを使った、数人のチームでも高品質な3Dゲームが次々と生まれています。
また、「Steam」「Nintendo eShop」「App Store」「Google Play」など、作品を公開できるプラットフォームも増加しています。

YouTubeやSNSを活用して自分のゲームを発信することで、世界中のプレイヤーに届けることができる時代になり、技術や資金が少ない学生のうちからでも挑戦できる環境が整いつつあります。

ゲーム業界を構成する3つの分野

ゲーム業界は主に「開発」「販売」「環境提供」の3つの分野に分けられます。それぞれの役割を見てみましょう。

デベロッパー:ゲーム開発会社

デベロッパーとは、実際にゲームを企画し、作り上げる会社のことです。
ストーリーや世界観を考える企画段階から、プログラミング、グラフィック制作、サウンド、テストまで、ゲームの「中身」を生み出す中心的存在です。小規模なゲーム開発チームが個性的な作品を発信する一方、株式会社カプコン・株式会社スクウェア・エニックス・株式会社ゲームフリークなどのような大手では、数百人単位のチームで大規模プロジェクトに挑んでいます。デベロッパーは、プレイヤーの心を動かす体験をゼロから形にするものづくりの最前線の仕事です。

パブリッシャー:ゲーム販売会社

パブリッシャーは、開発されたゲームを世の中に届ける役割を担う会社です。
販売戦略の立案、資金提供、広告宣伝、流通管理などを行い、開発会社とプレイヤーをつなぐ橋渡し的存在です。株式会社バンダイナムコエンターテインメント、コナミグループ株式会社などが代表例で、人気シリーズを世界的に展開する企業も多くあります。また、どの国でどのように売るかといったマーケティング戦略も重要で、作品の成功を左右するビジネスの司令塔としての役割を持ちます。売れるゲームを作ることが求められ、市場調査は欠かせません。ユーザーの好みやニーズ、ゲーム業界のトレンドを調べたうえで企画を作り、デベロッパーに依頼します。

プラットフォーマー:ゲーム環境提供会社

プラットフォーマーは、ゲームを遊ぶための環境や仕組みを提供する会社です。代表的なのは、ゲーム機本体やオンラインサービスを運営する企業で、任天堂株式会社や株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントなどが挙げられます。これらの企業はハードウェアの開発だけでなく、ネットワーク機能の整備や安全なオンライン環境の構築など、ユーザー体験全体を支えています。また、近年はスマートフォンやPC向けのプラットフォーム(ゲームを遊ぶための環境)も拡大し、世界中のプレイヤーがつながる土台が提供されていることから、プラットフォーマーは技術とインフラの両面から、ゲーム文化を支える舞台づくりのプロとして欠かせない存在です。

ゲーム業界の主な職種

ゲームづくりには多くの専門職が関わっています。それぞれの役割と、将来のキャリアパスを見てみましょう。

ゲームプログラマー

ゲーム開発のプログラミング部分を担当する、ゲームの動きを支える頭脳ともいえる職種です。キャラクターの動きやバトルシステム、カメラ操作、UIの動作など、設計されたゲームが仕様書どおりに正しく動作するようにプログラムを組みます。
ゲームプログラマーは、プログラミングのための開発環境を整え、仕様書に沿ったゲームのプログラミングを行います。また、実装したゲームプログラムの動作テストを行い不具合があれば修正するのもゲームプログラマーの役割です。実際にプレイしながら機能改善を行うこともあるため、ユーザー目線であることや、エラーのない安定した処理を実現する論理的思考力も欠かせません。また、グラフィック担当やサウンド担当と連携し、作品全体の完成度を高めるのも重要な役割です。経験を積むと、チームをまとめるリードプログラマーや、全体の進行を管理するディレクターとして活躍する道も開けます。ゲームプログラマーは、ゲームの動きを支える役割を担っています。

ゲームエンジニア

ゲーム開発の技術職であるゲームエンジニアは、ゲームの要件定義や開発、実装などを行う技術者です。前述のゲームプログラマーと混同されやすいですが、プログラマーが開発をメインに担当する一方、ゲームエンジニアは、ゲームエンジンの構築、サーバー通信の設計、VR・ARの対応、AI制御など、開発全体を支えるシステムづくりを行います。また、運用保守を担当するのもゲームエンジニアの役割です。物理演算や3Dグラフィックスの処理など、より高度なプログラミングスキルが求められ、技術的課題を解決する要の存在です。近年ではクラウド技術やメタバース分野での応用も進み、最新テクノロジーを駆使して新しい体験を創出する職種として注目を集めています。

ゲームプランナー

ゲームの企画立案から仕様書作成までを担当し、「どのようなルールで遊ぶのか」「どのような世界を体験できるのか」を考えるのがゲームプランナーです。アイデアを形にする創造力と、チーム全体をまとめる調整力が求められます。ゲームプロデューサーが提案するゲームのジャンルや遊ぶゲームの種類(プラットフォーム)をもとに、企画書を作成し、企画が通れば仕様書を作ります。その後プログラマーやデザイナーにゲームの意図を伝えながら、開発の進行を管理し、バランスの取れたゲーム体験をつくり上げます。また、ユーザーの声やデータ分析をもとに改善を重ねるのも大切な仕事です。経験を重ねることで、開発全体を統括するディレクターや、複数タイトルを企画するプロデューサーへとステップアップする道もあります。

アプリ開発者

ゲーム業界でのアプリ開発者は、主にスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末向けにゲームを開発する職種です。画面の大きさや操作性を考慮したUI/UX(ユーザー体験)の設計力が求められ、短時間で楽しめるカジュアルゲームからオンライン対戦型まで、幅広いジャンルを手がけることがあります。
ゲームアプリの開発にはモバイル専用の言語を使うこともあり、プログラミングとデザインの両方を理解している人が求められるでしょう。近年は個人開発でヒットを生み出す例も増えており、独立して自作アプリを配信するなど、自由な働き方を選ぶクリエイターも多くなっています。

サウンドクリエーター

サウンドクリエーターは、ゲーム内のBGMや効果音、環境音などを制作する職種です。ゲーム音はプレイヤーの感情を動かし、世界観をより深く感じさせる重要な要素です。サウンドクリエーターは音響コントロールも担います。
この仕事は作曲・編曲ソフトを扱うスキルに加え、シーンごとのテンポや雰囲気に合わせて音をデザインする感性や音響効果、空間演出などの知識も必要です。ナレーションやボイス収録のディレクションを行うこともあり、ひとつのプロジェクトで幅広い業務を担当します。ゲーム音楽を作るスキルは、映画・アニメ・舞台など他ジャンルでも活かせるようになるでしょう。

eスポーツプレイヤー

eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)とは、電子機器を使って行う競技やスポーツのことです。eスポーツプレイヤーは、国内外のeスポーツ大会に出場するのが主な仕事です。また、配信を通じてファンと交流したり、イベントに出演したりすることもあります。eスポーツの競技人口は世界で急増しており、スポンサー契約や賞金、イベント出演などで生計を立てる選手も多くいます。実力はもちろんですが、戦略性・判断力・反射神経・メンタルコントロールなど、スポーツ選手と同じようなスキルが求められます。また、配信活動やSNS発信を通じてファンを増やす「自己プロデュース力」も大切です。大会の実況やコーチング、チーム運営など、プレイヤー以外のキャリアも広がっています。

ゲーム業界で働くには

まずは「どのような分野に興味があるか」を整理してみましょう。ゲームのどの部分に魅力を感じるのか、たとえば、ストーリーを考えたい、キャラクターを描きたい、プログラムを組みたい、音楽で世界観を作りたいなど、興味の方向を明確にしましょう。
高校生の場合、卒業後は、専門学校や大学のゲーム関連学科で基礎知識や制作スキルを身につけるのが一般的です。特に専門学校では、現役クリエイターによる授業やチーム制作など、現場に近い環境で学べるのが特徴です。ゲーム業界で働くためには、プログラムやデザインだけでなく、企画・マーケティングなど幅広い視点を養うことも重要です。また、在学中から自作ゲームを制作したり、ポートフォリオ(作品集)を作成したりしておくと、就職時に自分のスキルを具体的にアピールできます。早い段階で業界研究を始め、自分の得意分野を伸ばすことが、将来のキャリア形成につながる可能性が高まるでしょう。

ゲーム業界の平均年収

ゲーム業界の年収は職種・スキル・企業規模によって幅がありますが、他の業界よりも高い水準といわれています。全体の平均は約700万円で、全体平均の約450万円よりも高いことがわかります。新卒の初任給(月給)は約23万円で、全体平均の約22万円と大きな差はありませんが、持っているスキルや経験を重ねることで、年収も上がっていく傾向です。また、ゲーム産業自体の成長も、平均年収の高さに通じています。大手のゲーム企業のなかには、働きやすさや海外との競争力の向上のために、社員の給与水準を挙げて人材確保につなげている企業もあります。また、海外のゲームに関わる企業や大規模プロジェクトでは報酬が高く、フリーランスとして複数の案件を手がける人もいます。
ゲーム業界は「成果・技術・発想」が直接評価されやすい世界です。努力次第では若いうちから実力を発揮できるチャンスがあります。収入面においても、クリエイティブな才能をしっかり評価してもらえるといえます。

ゲーム業界で働くために必要なスキル

ゲーム業界で働くためには、技術力だけでなく、チームで開発を進めるためのコミュニケーション力や発想力なども重要です。ここからはゲーム業界に就職するために必要なスキルをみていきましょう。

テクニカルスキル

ゲームづくりの土台となるのがテクニカルスキルです。

職種によって求められるスキルは異なりますが、どの職種でもツールを使ってアイデアを形にする力が欠かせません。
たとえば、ゲームプログラマーは専門のプログラミング言語を扱い、キャラクターやシステムの動作を作り上げます。
ゲームデザイナーはPhotoshopやBlender、Mayaなどの3D・2D制作ツールを両方駆使して、ゲームの世界観をビジュアルで表現することが求められます。
サウンドクリエーターはDAWソフトを使って音の演出を担当し、プランナーはExcelやUnityの操作、仕様書作成などで企画を具体化します。
これらの技術を学びながら「自分の得意を伸ばす方向」を見つけることが、ゲーム業界での専門性を高める第一歩です。

コミュニケーションスキル

ゲーム開発は一人でするのではなく、プログラマー、デザイナー、プランナー、サウンドクリエーターなど、多様な専門職が協力しながら1つの作品を作り上げます。そのため、自分の考えをわかりやすく伝える力、相手の意図を理解する力がとても大切です。
特に仕様変更やトラブルが発生したとき、チーム全体で課題を共有し解決へ導く姿勢が求められます。相手を尊重しながら意見を交わすことで、よりよいアイデアが生まれることもあるでしょう。コミュニケーションスキルは、現場の雰囲気を円滑にし、信頼されるゲームクリエイターとして成長していくうえで欠かせない力です。

想像力・アイデア力

ゲームで遊ぶ人が「面白い」と感じる瞬間を生み出すには、想像力とアイデア力が必要です。単に奇抜な発想をするだけではなく、「プレイヤーの気持ちをどう動かすか」「どのような体験を届けたいか」を考えることが大切です。
新しいアイデアは、日常の中にも隠れていて、映画や音楽、本、旅先の風景、人との会話など、さまざまな体験が創造のヒントになります。

また、他の業界や海外のゲームトレンドを研究し、自分なりにアレンジする柔軟さも大切です。発想力は一朝一夕で身につくものではありませんが、「考えることを楽しむ姿勢」こそ、クリエイターとしての最大の強みになるでしょう。

問題解決力

ゲーム制作では、予定どおりに進まないことも多くあり、プログラムの不具合(バグ)やデザインの修正、納期の変更など、日々さまざまな課題に直面します。そのようなときに必要なのが「問題解決力」です。原因を冷静に分析し、優先順位をつけて対処する判断力が求められます。また、自分一人で抱え込まず、チームメンバーと協力しながら課題を解決する姿勢も重要です。この力は開発現場だけでなく、社会人としてどのような仕事にも活かせるスキルです。
失敗やトラブルを「成長のチャンス」と捉え、粘り強く取り組むことが、信頼されるゲームクリエイターへの第一歩になります。

ゲーム業界で働くメリット

ゲーム業界の最大の魅力は、自分のアイデアを形にできることです。キャラクターやストーリー、操作感など、創造力を活かして世界中の人を楽しませることができます。さらに、VR・AI・メタバースなどの最先端技術に触れられる環境も整っており、常に新しい挑戦ができるのも魅力です。また、スキルや成果が明確に評価される世界なので、若いうちから責任ある仕事を任されるチャンスも多くあります。自分が関わった作品が世に出て、プレイヤーの笑顔や感想を目にする瞬間は、この仕事ならではの大きなやりがいでしょう。

ゲーム業界で働くデメリット

一方で、ゲーム業界には現実的な大変さもあります。たとえば、リリース前の追い込み時期や大規模アップデートの前は、納期に追われる繁忙期となり、残業が増えるケースもあります。また、技術の進化スピードが非常に速いため、常に新しい知識やツールを学び続ける努力が必要です。
しかし近年では、リモートワークやフレックスタイム制度の導入、働き方改革の推進によって、長時間労働の改善を目指す企業も増えています。さらにチームでの作業を重視し、スケジュールを調整しながら無理なく開発を進める文化が広がりつつあります。努力と学びが求められる世界ではありますが、それ以上に成長と達成感を得られる業界です。

ゲーム業界の働き方の実態

多様な働き方が広がるゲーム業界の、職場環境を見てみましょう。

繁忙期は残業が発生する可能性がある

ゲーム業界では、リリース前や大型アップデート前にスケジュールが集中するため、残業や休日出勤が発生することもあります。制作の最終段階では、バグの修正や最終テストなど細かな調整が多く、チーム全員で完成に向けての追い込み期間があるのが特徴です。ただし、近年は働き方改革の影響もあり、スケジュール管理の見直しやタスク分担の仕組みが整えられています。クリエイティブ業界ならではの忙しさはありますが、達成感とチーム一体感を味わえる時期でもあります。

リモートやフレックス勤務導入企業も増えている

オンラインツールの普及により、リモートワークやフレックスタイム制を導入するゲーム企業も増えています。プログラマーやデザイナーなど、パソコン一台で作業できる職種では、在宅勤務が一般化しており、地方に住んでいる社員が東京や海外のチームと協働するケースもあります。

また、勤務時間を柔軟に設定できるフレックスタイム制により、ライフスタイルに合わせた働き方が可能な場合もあります。子育てや学業との両立を実現できる環境でもあり、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなるでしょう。こうした柔軟な勤務形態の拡大は、クリエイターが長く安心して働ける環境づくりにもつながっています。

チームでの協力とコミュニケーションが必要

ゲーム制作は多くの職種が関わる「チーム開発」が基本です。プログラマー、デザイナー、プランナー、サウンド担当など、それぞれ専門分野が異なるため、スムーズなコミュニケーションは欠かせません。意見を出し合いながら問題を解決し、よりよい作品に仕上げていく過程では、相手の立場を理解する姿勢や、柔軟に考える力が求められます。
また、最近ではリモート開発が進んだことで、チャットツールやオンライン会議での連携も増えています。自分の役割を果たしながら、チーム全体でゴールを共有できる人が活躍しやすい環境のなかで、協調性と信頼関係がヒット作を生み出す土台といえるでしょう。

ゲーム業界の代表的な企業

日本には世界に誇るゲーム企業が多数存在します。代表的な企業を紹介します。

任天堂株式会社

任天堂株式会社は、「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」「星のカービィ」など、世界中で愛されるタイトルを数多く生み出す日本を代表するゲームメーカーです。家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」のように、ハードウェアとソフトウェアの両方を自社開発している点が大きな特徴です。ゲームの楽しさを徹底的に追求し、人々が笑顔になれる体験を提供し続けています。開発職のほか、商品企画・デザイン・マーケティングなど多彩な職種があり、アイデアを形にする力が求められます。任天堂は世界規模でブランドを築き上げてきており、日本発のエンターテインメント文化を象徴する企業ともいえます。

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

株式会社バンダイナムコエンターテインメントは、「太鼓の達人」「テイルズ オブ」「ドラゴンボール」シリーズなど、さまざまなジャンルの人気ゲームを展開する総合エンターテインメント企業です。アニメ・玩具・音楽などグループ全体の事業を活かし、キャラクターIP(知的財産)を軸にした幅広いメディア展開を行っています。自社開発だけでなく、他社やクリエイターとのコラボレーションにも積極的で、新しい遊びの形を生み出す力が強みです。ゲームを中心に、アニメやイベントなど多様なコンテンツを融合させた世界観づくりに携わることができる企業です。

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、「PlayStation」シリーズの開発・販売を手がける、国内だけではなく世界規模のプラットフォーマーです。世界中のスタジオやクリエイターと連携し、革新的なゲーム体験を追求しています。
代表作には「ファイナルファンタジー」「グランツーリスモ」シリーズなどがあり、技術と表現力を融合させた作品づくりが特徴です。ハードウェアの開発だけでなく、オンラインサービス「PlayStation Network」やクラウドゲームなど新たなビジネスモデルにも挑戦しており、最先端技術を駆使したグローバル開発に関心がある人にとって、刺激的な環境が整った企業です。

株式会社カプコン

株式会社カプコンは、「モンスターハンター」「バイオハザード」「ストリートファイター」など、世界的なヒットシリーズを多数手がける大手ゲーム企業です。高品質な3Dグラフィックスと独自のゲームエンジン「RE ENGINE」を用いた開発力が強みで、国内外のプレイヤーを魅了しています。アクションゲームを中心に、世界観や操作性、演出のすべてにこだわったカプコンらしさが作品に息づいています。また、海外拠点との共同開発も多く、グローバル視点での仕事ができる環境も魅力です。クリエイティブと技術の両方を高いレベルで追求したい人にぴったりの企業です。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」シリーズなど、多くの人が知っている名作RPGを生み出してきたゲーム企業です。美しいグラフィックと緻密なストーリーは、世界中のファンを魅了しています。ゲーム制作にとどまらず、映画・音楽・出版などエンターテインメント全体を手がけており、キャラクターの魅力を多方面に展開しています。また、スマートフォン向けゲームやオンラインゲームの分野でも積極的に挑戦しており、伝統と革新の両方を大切にする企業です。壮大な世界観づくりや物語制作に興味のある人におすすめです。

コナミグループ株式会社

コナミグループ株式会社は、「ウイニングイレブン(eFootball)」「遊戯王」「パワフルプロ野球」など、スポーツ・カード・シミュレーションゲームを中心に多彩なタイトルを展開しています。家庭用・モバイル・アーケードなど複数のプラットフォームに強く、安定したブランド力を持っています。

また、フィットネス事業やアミューズメント施設運営など、エンタメと健康を融合した事業にも積極的です。近年ではeスポーツ分野にも注力し、国内外で大会運営を行うなど新たな挑戦も進行中。幅広いエンターテインメントビジネスに関わりたい人に向いている企業です。

株式会社ゲームフリーク

株式会社ゲームフリークは、「ポケットモンスター」シリーズの開発会社として知られるゲームフリークは、アイデアと個性を重視する社風が特徴で世界中から親しまれるゲームコンテンツを開発しています。独自の発想力で世界的人気を誇る作品を生み出し、プレイヤーの想像を超える体験を提供しています。また、ポケモン以外にも「リトルタウンヒーロー」など新規RPGゲームを開発し、挑戦を続けています。プログラマー・デザイナー・プランナーが年齢や職種の垣根を越えて密に連携する開発環境は、創造性を最大限に発揮できるフィールドです。

ゲーム業界へ就職するための学校の選び方

ゲーム業界への就職を叶えるためには、自分の「なりたい職種」に合った学びを選ぶことが、夢を実現する第一歩です。

目指す職種に合った学科・コースを選ぶ

ゲーム業界には多くの職種があり、必要とされるスキルもさまざまです。そのため、まずは「自分がどのような役割でゲーム制作に関わりたいのか」を明確にすることが大切です。たとえば、ゲームプログラマー志望ならゲームプログラミングの専攻がある学校でプログラミング言語や開発エンジン(Unity・Unreal Engineなど)を習得します。デザイナー志望ならゲームCGや3DCGが学べる学校で、キャラクターモデリングや背景デザインを学ぶのもよいでしょう。プランナー志望なら企画やシナリオ、仕様書作成を中心に学べるコースを選ぶのがおすすめです。目指す職種に直結した学科を選ぶことで、卒業後すぐに現場で通用するスキルを身につけられるでしょう。

就職実績や業界とのつながりをチェックする

学校を選ぶ際には、就職実績や企業とのネットワークがどの程度あるかを確認しましょう。ゲーム業界は実践力が重視されるため、在学中に企業との共同プロジェクトやインターンシップなどが経験できる学校は大きな強みになります。また、業界イベントや作品発表会への参加機会が多い学校では、自分の作品をプロに見てもらえるチャンスもあります。講師が現役クリエイターであったり、有名ゲーム会社への内定実績があったりするかどうかも、学校の信頼度を測る指標となります。「学ぶ」だけでなく「業界とつながる」環境が整っている学校を選ぶことで、就職後のキャリアスタートがスムーズになります。

実践的な制作環境が整っているかを確認する

ゲーム制作の現場では、最新の開発ツールや機材を使いこなすことが求められます。そのため、学校を選ぶ際には実習環境の充実度も重視しましょう。最新のPCスペックやVRデバイスなどの機器などがそろっている環境では、現場と同じ感覚で制作を体験できます。また、チーム制作の授業を取り入れている学校では、プログラマー・デザイナー・プランナーなど異なる専攻の学生が協力して作品を作るため、卒業後にすぐ即戦力として活躍できる実践力が身につきます。個人制作とチーム開発の両方を経験できるカリキュラムを持つ学校なら、プロの現場で必要な「技術」と「協働力」をバランスよく磨くことができます。

まとめ|ゲーム業界で活躍するなら北海道ハイテクノロジーで学ぼう

ゲーム業界は、技術とアイデアで世界を動かすクリエイティブな舞台です。そのゲーム業界に就職するためには、自分の得意分野を見つけ、正しい手順で学ぶことで夢を現実に変えられます。
北海道ハイテクノロジー専門学校では、最新設備と業界連携を活かし、現場に即したスキルを身につけられます。興味のある方は、今回の記事を参考にしながら、ゲーム業界への就職を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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