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  1. 【ITメディア学科】国内研修に行ってきました!

【ITメディア学科】国内研修に行ってきました!

チームごとに「大阪」と「名古屋」へ!現場で学ぶ“リアルな体験学習”

北海道ハイテクノロジー専門学校 ITメディア学科では、9月24日〜26日の3日間にわたり、国内研修を実施しました。
今年は学生たちが2チームに分かれ、それぞれ「大阪」と「名古屋」の2都市を訪問。
現地では、それぞれの都市が持つ「最先端のテクノロジー」「デザイン」「行政と産業の連携」などを学び、ITメディア分野の可能性を肌で感じました。

研修は、日々の授業で学ぶ知識を“実社会での活用”につなげることを目的に実施。
「現場でしか得られない発見や気づき」を重視し、体験型の学びを通して学生たちの視野を広げる貴重な機会となりました。


■ 大阪チーム:未来を感じる万博とアートの街で学ぶ3日間

初日は新千歳空港を出発し、関西へ到着。
現地ではチームごとに分かれての自由行動が行われ、大阪の街を探索しながら、映像・デザイン・メディアの視点から街の魅力を撮影しました。
商店街の看板デザインや街中のデジタルサイネージ、SNSを活用した地域プロモーションなどを観察し、「情報発信の多様な形」を体験的に学びました。


■ 2025大阪・関西万博を現地で体感!

2日目はいよいよ今回の研修のハイライトである【大阪・関西万博】の見学へ。
2025年の開催を控えるこの万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、
AI、IoT、ロボティクス、データ解析など、最先端のテクノロジーが集結する国際的なプロジェクトです。

学生たちは建設が進む夢洲(ゆめしま)エリアを訪れ、パビリオンの設計コンセプトや、各国・企業が掲げる展示テーマを学びました。
特に注目を集めていたのは、AIと人が共創する都市設計のビジョンや、サステナブル素材を活かした建築デザインなど。
「テクノロジー×クリエイティブ×社会課題解決」を形にする現場を目の当たりにしました。


会場はとても広く、複数のチームに分かれて見学を進めていたのですが、
その途中、なんと別グループの学生たちと偶然遭遇!
思わぬ再会に「先生!ここで会うとは!」と笑顔が広がり、自然と集合写真に。
それぞれが体験した展示や気づきをその場で語り合い、「この展示すごかった」「映像演出が印象的だった」など、学びの共有が生まれた瞬間でした。


見学後は、展示を通じて印象に残った点や感じたことをグループでディスカッション。
「自分たちの学び(映像・AI・デザイン)が社会とどうつながるのか」をテーマに意見を出し合い、
未来の仕事や研究テーマにもつながる視点を得ることができました。

「“未来社会”という言葉が、目の前のテクノロジーとして見えた気がします」
「学んでいるITや映像の技術が、人の暮らしを変える場面を想像できました」


最終日は【国立国際美術館】を訪問。
国内外のアーティストによる現代アート作品の中には、映像・デジタルメディアを活用した作品も多く展示されており、
学生たちは“アートとテクノロジーの関係性”を体験的に理解しました。
普段はパソコン上で行うデザイン作業も、実際の空間展示として見ることで、作品が持つ「リアリティ」や「社会的メッセージ」の重要性を感じ取ったようです。


■ 名古屋チーム:行政と産業の連携、そしてドローン最前線へ!

同じく9月24日、名古屋チームも新千歳空港を出発。
初日は【愛知県庁 次世代モビリティ産業課】を訪問しました。
ここでは、自治体が地域企業や大学と連携しながら推進している「次世代モビリティ(自動運転・電動化・空飛ぶクルマなど)」の政策を学習。
担当者から直接説明を受け、行政がどのように産業を支え、技術を社会に実装していくのかを理解しました。

学生たちは「IT技術の進化が社会をどう変えるか」を考えるきっかけとなり、
「行政の仕事とITの関係を初めて知った」「自分の学びが社会の仕組みにどう役立つかを実感した」といった声も聞かれました。


2日目は、名古屋市内で開催された【ドローンサミット】へ。
最新のドローン技術やAI解析、映像データの活用事例など、産業分野におけるドローンの可能性を多角的に学びました。
当日はあいにくの天候により、予定されていた最大の目玉 200kgを搭載可能な中型無人機の飛行試験が中止となりましたが、
学生たちは代わりに企業ブースを中心に回り、最新技術の展示や開発担当者のプレゼンテーションをじっくり見学。
開発者と直接話す機会を得て、「空撮・物流・防災などへのドローン活用の現状」について理解を深めました。

「ショーは見られなかったけれど、開発者の話を聞けたのは貴重でした」
「ドローンは撮影だけでなく、社会インフラにも関わる技術だと知りました」


3日目は名古屋市内での自由行動。
街のデザインや文化、交通インフラ、観光地の情報発信方法などを観察し、研修で得た視点をもとに撮影・記録活動を実施しました。
各チームは後日、研修のまとめをプレゼン形式で発表予定。
旅行としての楽しさだけでなく、「学びをどう伝えるか」というメディア的視点も養う3日間となりました。


■ 研修を終えて:体験が学びを変える

3日間という短い期間でしたが、学生たちにとっては非常に濃い経験となりました。
授業では学びきれない“現場のリアル”に触れ、実際の社会や企業の動きを自分の目で見ることで、
「ITの力で社会を支える」「テクノロジーを通じて課題を解決する」という将来の目標が、より明確になったようです。


💬 学生の声

「大阪万博の現場で“未来社会”を体感できたのは貴重な経験でした」
「会場で偶然出会った仲間と話せたのが印象的。感じたことをすぐ共有できました」
「ドローンサミットでは、開発者の熱意を直接感じられたのが一番の学びです」
「国立国際美術館の展示を見て、“作品の伝わり方”を改めて考えるきっかけになりました」


■ ITメディア学科の学びは、社会とつながる

今回の国内研修は、単なる旅行ではなく、「現場で学び、感じ、発信する」ことを目的とした実践教育の一環です。
AI・映像・デザイン・情報システムといった専門分野の学びを、実社会での課題解決と結びつけることで、
学生一人ひとりが“自分の将来像”を具体的に描けるようになりました。

今後もITメディア学科では、こうしたフィールドワークを通して、
“テクノロジーを社会の力に変える人材”の育成を進めていきます。