お知らせ
  1. ドローンで守る石狩浜 ― ITメディア学科の産学官連携実績 ―

ドローンで守る石狩浜 ― ITメディア学科の産学官連携実績 ―


北海道ハイテクノロジー専門学校 ITメディア学科では、
社会課題の解決に向けて実践的な学びを重視しています。
今回、株式会社CDP北海道、石狩市と連携し、
「石狩浜遊泳禁止区域における海岸監視ドローン実証実験」に参加しました。
📺 実証実験の様子はこちらからご覧いただけます → 動画を見る

実証実験の目的
石狩浜の遊泳禁止区域では、立入や海難事故のリスクが高い一方、常時人員を配置することは困難です。
そこで、産業用ドローンを活用した遠隔海岸監視システムを導入し、
リアルタイムでの監視・記録・注意喚起・緊急対応が可能な新たな体制の構築を検証しました。

システム概要(2機体制)

・第1機体:Matrice 300 RTK
高度20〜40mを自動航行し、海岸線を定時巡回。
赤外線やズームカメラで取得した高精細映像を、石狩市観光協会モニタールームへリアルタイム配信。
・第2機体:Matrice 350 RTK
スピーカーで立入者へ注意喚起を行い、緊急時には現場へ即出動。
強風や雨天にも対応可能な機体で、迅速な判断と対応を可能にします。

この仕組みにより、現地に人がいなくても事故の未然防止や早期発見が可能となり、
石狩市が先進的に取り組む新しい安全モデルとして注目されています。

在校生・卒業生の活躍
本校の ITメディア学科在学生 は会場設営や機体準備、監視補助などを担当。
実際の現場で必要とされる運用体制を体験しました。
さらに、ITメディア学科卒業生 は実証実験の中心となるドローン操縦を担い、
学びで得た技術を社会で発揮しました。

今後の展望

この取り組みによって、

・海難事故の早期発見と未然防止
・監視体制の持続性とコスト削減
・映像証拠の活用による啓発効果

が期待されています。産学官が連携することで、地域社会に新たな安全の仕組みをもたらす事例となりました。
北海道ハイテクノロジー専門学校 ITメディア学科は、
ドローンをはじめとした先端技術を「学び」から「社会実装」へつなげる教育を展開しています。
在校生が現場で経験を積み、卒業生が社会で即戦力として活躍する姿は、本校ならではの産学連携の成果です。

実証実験に参加した在学生へインタビュー!

今回、産学連携プロジェクトに参加し、基地局設営を担当しました。
ドローンを活用することで、ライフセーバーや監視員の方の負担を減らし、
要救助者や遊泳区域外の人を早く発見できると感じました。
救助や警告を迅速に行うことで助かる命も増えると思います。
今後もこのような機会に参加し、学びを深めたいです。

ドローンパイロットや最先端IT技術に興味のある方は、
ぜひ本校のオープンキャンパスで体験してください。