お知らせ
  1. プログラマの年収はどのくらい?年齢別やスキルレベル別に解説

プログラマの年収はどのくらい?年齢別やスキルレベル別に解説

デジタル社会が加速する昨今では、プログラミングスキルを身につけたいと考える方が増えています。プログラマとして、就職した際の「実際の年収」について気になる方も多いのではないでしょうか。これから専門学校でプログラマを目指す方にとって、収入の目安を知っておくことはとても重要です。
そこで今回は、プログラマの年収について具体的に解説します。プログラマに興味がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

プログラマの平均年収は「557万円」

プログラマの平均年収は、令和5年の厚生労働省のデータによると557万円です。一般サラリーマンの平均年収と比べるとやや高い傾向です。しかし、平均年収は年齢や性別、働き場所、雇用形態、スキルの保有により大きく異なります。
プログラマは夢のある仕事でもあり、実力があると1,000万円を超える年収になるケースもあります。プログラマで年収を上げたい場合は、単に仕事をこなすだけでなく、スキルを磨きながら働くと年収アップが期待できます。
雇用形態や年齢、男女、スキルレベルを比較しながら、次項以降でプログラマの年収について解説します。

プログラマの平均年収に差がある理由

プログラマの平均年収に差がある理由は、経験年数、スキル、雇用形態、企業の規模が異なるからです。経験を積むほど年収が上がる傾向にあり、高度なスキルをもつプログラマは高収入を得られます。
たとえば、最近流行りのAIやクラウド技術のスキルをもつプログラマは、一般的なWEB開発の方よりも年収が高いです。また、フリーランスか正社員かといった雇用形態によっても収入は異なります。
プログラマのような先端技術の業界では、年収に差が付きやすいです。IT業界はベンチャー企業も多く、実力のある方に高い給料を支払う会社が多いです。プログラマとして年収を上げたい場合は、雇用形態やスキルアップについて考えながら働く必要があります。

プログラマの雇用形態別の平均年収

プログラマの雇用形態により、平均年収は大きく異なります。ここでは、正社員とアルバイト、フリーランスの区分に分けて、それぞれの年収を解説します。

正社員

正社員の平均年収は、求人ボックスのデータによると426万円です。プログラマ全体の平均年収よりも低いのは、フリーランスで活躍するスキルのあるプログラマの年収が高いためです。正社員の収入は月給換算すると、35万円の月収です。
正社員のプログラマは、安定した収入を得られます。キャリアを積むことで徐々に昇給し、役職に就くと高収入を目指せます。
正社員として働く場合でも、常にスキルを身につける姿勢が必要です。プログラマは膨大な知識と経験が必要な業種であり、学び続けるという気持ちが大切です。会社から指示されなくても自発的に資格試験を受けることで、会社での信頼を獲得できます。取り組んでいるプログラミング言語以外の知識も身につけ、向上心をもって取り組むと仕事の幅が広がるでしょう。

アルバイト・パートタイム

アルバイトやパートタイムのプログラマは、収入がフルタイムの正社員に比べて低く、時給制であることが多いです。時給は1,000〜2,500円程度が一般的であり、月収は稼働時間によって異なります。
アルバイトやパートタイムの働き方でも、スキルを身につけると時給がアップします。実力があるプログラマのなかには、あえてパートタイム労働を選ぶ方もいます。リモートワークなど自由な働き方を選べるのも、プログラマの魅力といえます。

フリーランス

フリーランスプログラマは案件ごとに報酬が設定されるため、収入には大きな差があります。高単価の案件を複数抱えることで高収入を得られますが、案件が途切れた場合には収入が安定しません。収入が安定しないデメリットがありますが、高収入を目指すためにフリーランスを選ぶ方が一定数います。
フリーランスの平均年収は、500万〜1,000万円程度です。需要の高いスキルをもつフリーランスは、高額案件を得やすいです。専業フリーランスとして働く場合は、すべて責任は自己責任になります。納期や修正など、クライアントの指示をきちんと聞けるフリーランスは、自由な働き方を選択できます。
フリーランスとして実績のある方のなかには、会社を経営する方もいます。ベンチャー企業を立ち上げると、雇用される働き方よりも年収アップが期待できるでしょう。

プログラマの年齢別平均年収

プログラマの平均年収は、年齢が上がるにつれて収入が上がる傾向です。しかし、あくまで昇給があるのは正社員の場合であり、アルバイトやパートタイムの雇用形態では自身のスキルにより年収が左右します。ここでは、正社員のプログラマの年齢別平均年収をご紹介します。
プログラマの年齢別平均年収

20~24歳 30~34歳 40~44歳 55~59歳 65~69歳
341万円 512万円 646万円 732万円 459万円

プログラマの平均年収は、年齢を重ねるごとに上がる傾向にあります。専門学校や大学を卒業した20~24歳の平均年収は、341万円です。プログラマとして少し慣れてきた30~34歳の平均年収は、512万円と大幅に年収が上がります。
プログラマとして経験を積み、スキルが身につくと役職を任される場合があります。役職を任されることが多い40~44歳の平均年収は、646万円です。平均年収が600万円を超えると、一般サラリーマンの平均年収よりも高いといえます。
そのあとも、年齢を重ねるごとに年収が上がり、55~59歳がもっとも年収が高くなります。55~59歳の平均年収は、732万円です。定年後もプログラマとして働く方もいますが、雇用方法に変化が生じます。定年後はアルバイトやフリーランスとして活躍する方が増えるため、平均年収は減少傾向にあります。

プログラマの男女別平均年収

プログラマの年収は男女によっても異なり、男女別平均年収は以下の表になります。
プログラマの男女別平均年収

男性の場合 平均年収425万円
女性の場合 平均年収370万円

プログラマは、男女で年収に差があります。女性のプログラマの平均年収が男性よりも低い理由は、育児や出産で働く時間が少ないためです。女性であっても実力があると年収を上げられるため、単に性別だけで年収が決まるわけではありません。
近年では、女性のプログラマも増えています。育児をしながら、自宅でのリモートワークに魅力を感じている主婦の方も多くいます。今後も、ますます女性の活躍が期待される職種といえるでしょう。

プログラマのスキルレベル別平均年収

プログラマはスキルレベルによって、平均年収は大きく異なります。スキルレベルによる平均年収の表は、以下のとおりです。
スキルレベルによる平均年収の比較

設計・構築 ソフトウェア開発
ITSSレベル1~2 420万~620万 435万~600万
ITSSレベル3 450万~700万 450万~695万
ITSSレベル4 500万~780万 500万~750万
ITSSレベル5以上 600万~950万 550万~866万

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)により、プログラマとしてのスキルレベルが設定されています。スキルレベルは、以下の表により7区分に分かれます。
スキルレベルについて

スキルレベル(ITSS) 概要
レベル1 最低限の知識を有する
レベル2 作業に必要な知識を有する
レベル3 応用的知識を有する
レベル4 自力で課題の解決に取り組める
レベル5 社内でリードするレベル
レベル6 国内でリードするレベル
レベル7 世界でリードするレベル

スキルレベルにより年収が異なるため、プログラマとして年収アップを目指す場合は、知識の習得や資格の取得を意識する必要があります。また、スキルが高いプログラマは独立して会社を経営する方も増えます。したがって、上記のようにスキルが高いプログラマは年収ベースで収入を得るのではなく、会社を経営している場合があります。

プログラマと他のIT関連の職業の年収を比較

プログラマは、IT関連業種により年収は異なります。IT関連業種の年収の比較は、以下のとおりです。
IT関連の年収比較

職種 平均年収
システムエンジニア 431万円
セキュリティエンジニア 356万円
ITコンサルタント 512万円
テクニカルサポート 420万円
AIエンジニア 496万円

IT関連業種により、資格が必要な業種もあるため平均年収が大きく異なります。ITコンサルタントのようなIT知識のレベルが高い職種は、平均年収が高いです。スキルレベルや職種によっても年収が異なるため、実力を身につけると年収アップが期待できます。AIエンジニアなどは、今後ますます注目されるためおすすめの業種です。

プログラマの年収を上げる方法

プログラマとして、年収を上げる方法はいくつかあります。具体的な年収を上げる方法について解説します。

需要のある言語を使いこなせるようにする

プログラマで年収を上げるには、需要のあるプログラミング言語を習得することが有効です。現在、Python、Java、JavaScriptなどの言語の需要が高く、これらのプログラミング言語を使用する職種は高収入が期待できます。
しかし、時代により需要のある言語は変化します。現在では上記のプログラミング言語が人気ですが、数年たつと異なる言語が主流になるケースがあります。したがって、プログラマとして働く際は常に最新情報に敏感になり、新しい情報を更新するように心がけなければなりません。

年収の高い分野へキャリアチェンジする

年収の高い分野へキャリアチェンジすると、年収アップが期待できます。学校を卒業してすぐのころは、システムエンジニアなどで働くことが多いです。システムエンジニアを経験してから、高収入が期待できる職種に転職すると年収が上がります。
AIエンジニアやITコンサルタントなどは、比較的年収が高いです。これらの職種に転職することを意識しながら働くと、スキルが向上するでしょう。
また、スキルが身につくとフリーランスとして活躍できる場合があります。フリーランスとして案件を受注できると、正社員の時よりも平均年収を上げられるかもしれません。フリーランスは年収が安定しないデメリットがありますが、働き方次第では大幅な年収アップが期待できます。

上流工程の作業に関わる企業に転職する

プログラム開発の上流工程にかかわる企業に就職すると、年収が上がります。上流工程の企業になるほど年収が高くなる理由は、上流工程のほうが案件依頼の費用が高いためです。したがって、就職する際は上流工程の企業かどうかを意識して就職すると、年収が高くなる可能性があります。
プログラマの下積みの経験として、専門学校を卒業後は下流工程の企業にあえて就職する方もいます。下流工程に就職することで、IT関連の一連の流れを把握し、転職した際に経験や知識を活かせる場合があります。年収を上げたい場合は雇用条件をきちんと確認し、ご自身の希望の企業に就職するのがよいでしょう。

北海道ハイテクノロジー専門学校で、プログラマを目指そう

プログラマとしてのキャリアをスタートさせるには、実践的な学びが必要です。北海道ハイテクノロジー専門学校では、最新のプログラミングや開発経験を学べるため、ゲームクリエイターを目指している方にはとくにおすすめです。
ゲーム開発やAIなどの先端分野にも強く、多くの卒業生が業界で活躍しています。北海道ハイテクノロジー専門学校に通うことで、未経験からでもプロフェッショナルなプログラマを目指せる環境が整っています。プログラマに興味のある方は、北海道ハイテクノロジー専門学校のホームページをぜひチェックしてみてください。

まとめ

プログラマの平均年収は「557万円」であり、年齢、スキル、雇用形態によって大きく異なります。安定した収入を得るためには、スキルアップやキャリアチェンジを意識して、プログラマとして働くことが重要です。
プログラマを目指す場合は専門学校で基礎を学び、需要の高い技術を身につけなければなりません。北海道ハイテクノロジー専門学校で専門的な教育機関で学び、即戦力として活躍できるプログラマを目指してみてはいかがでしょうか。

学科の詳細はITメディア学科のページをチェック!

ITメディア学科では、Webだけでなく、eスポーツやドローンなど、ITに関わることを幅広く学べます。また、業界との繋がりを活かして、IT関連の就職も強力バックアップ!

ITメディア学科のwebページはこちらから!